試験勉強、中だるみになっていませんか。

検定試験の勉強、順調に進んでいますか。

実は、６・７月というのは、中だるみ
しやすい時期なのです。

理由はいくつかあります。

１つは、例えば４月から勉強を始めた
方は、４月５月と意気込んで勉強して
きたと。

始めのころは、知らないことに触れるの
がとても面白く、

「なるほど！日本語教育ってこんな世界
なんだ！」

と、なかなか知的刺激に満ちた毎日。

ところが、２か月もするとだんだん熱が
冷めてきて、

「あ～、やってもやっても終わらない。

まだ参考書の半分も終わってない。」

みたいな感じになる。

特に、独学で勉強している方に多い現象
です。

そして、もう１つは、やはり梅雨の蒸し
暑さ。

雨が多くなれば気分も乗らないですし、
暑くなれば体力も消耗しやすい。

かくして踏ん張りがなかなか利かなく
なってしまうんですね。

ですが、こういう時こそ、実は将来の
指導ネタを発掘する大チャンスです。

なぜなら、将来日本語教師になった
時に、

蒸し暑くて勉強が手につかない学習者
に対し、

「今が踏ん張りどころよ！

今しっかり勉強しないと試験に合格
できないよ！

私もこの時期をがんばって乗り越え
て、試験に合格して日本語教師に
なったのよ。」

と、発破をかけなければならないだ
ろうからです。

そう考えれば、今の皆さんはまさに
神様から、

「お前は将来、このセリフを学習者の
前で自信をもって言えるのか。」

と試されていると言えるでしょう。

では、この中だるみの時期をどう
乗り越えればいいのか。

今回は、試験勉強の中だるみを乗り
越える方法を３つ紹介します。

試験勉強の中だるみを乗り越える
方法、その１。

【とにかく５分だけ勉強してみる。】

勉強が手につかない人の言い分け。

それは、

「やる気が出ない。」

ですが、それはそもそも順番が間違って
います。

やる気が出てから勉強するのではあり
ません。

やる気を待っていては、死ぬまでやる
気は出てきません。

そうではなくて、正しくは勉強するから
やる気が出る。

これが本当です。

ただ、勉強というと最低でも30分、
できれば１時間、２時間。

そう思うから気が重くなるのです。

そうではなくて、とにかく５分だけやっ
てみる。

５分やって、気が乗れば続けて勉強
すればいいし、

乗らなければ、５分でやめればいい。

そうすると、意外とやる気が出てきて、
５分が10分になり、10分が30分になって
いくものなのです。

試験勉強の中だるみを乗り越える
方法、その２。

【毎日の行動を記録する。】

まずは１週間、毎日の行動をノートに
できるだけ正確に記録してみてください。

忙しい忙しいと思っても、意外と隙間
時間があることに気がつきます。

もちろん、試験勉強をした時間も正確に
記録する。

そうすると、

「おー、今日はいつもより１時間余計に
勉強したなぁ。」

「おっと、今日は全然勉強しなかった
なぁ。」

と、１日どれくらい勉強したのかが日々
気になるようになります。

気になれば、少しでも勉強しようという
方向に意識が働きますし、

単純に勉強時間が増えれば、それだけで
達成感を得ることができます。

何を隠そう、私篠崎も毎日行動記録を
つけ、日々改善をしています。

この習慣は強力ですよ。

試験勉強の中だるみを乗り越える
方法、その３。

【勉強仲間を作り、定期的に勉強会を
する。】

これもかなり有効な方法です。

独学でドロップアウトしてしまう一番の
理由は、１人で勉強するからです。

人間、誰だって浮き沈みはあります。

ですが、1人だと沈んだ時に誰も上に
引っ張ってくれません。

とてもリスクの高い状況なんですね。

ですが、勉強仲間を作り、情報交換を
したり、定期的に勉強会をすれば、

「あの人も頑張っているんだから、
私も頑張らなきゃ。」

と思えますし、

「●●さん、最近あまり連絡ないけど
大丈夫？

試験まで一緒に頑張ろうね。」

などと励ましてくれることもあるで
しょう。

そうやって、なんとかモティベーション
を維持することができるのです。

試験勉強の中だるみを乗り越える
方法、

その１
【とにかく５分だけ勉強してみる。】

その２
【毎日の行動を記録する。】

その３
【勉強仲間を作り、定期的に勉強会を
する。】

ぜひ、実行してくださいね。