応用試験サンプル問題解説3−ロールプレイの問題点とは?

前回からの繰り返しになりますが、

日本語教員試験合格の最大最高の
対策は

【日本語教育能力検定試験の過去問
 研究】

です。

令和7年度日本語教員試験の出題内容
及びサンプル問題
https://00m.in/bxtXS

の応用試験のロールプレイの授業実践
問題も日本語教育能力検定試験では
常連の問題。

そこを理解しないまま日本語教員試験
に臨むなど、まさに自殺行為です。

気を引き締めて頑張りましょう。

というわけで、今回は、問3。

この問題のロールプレイの問題点に
ついて指摘させる問題です。

こういう問題も日本語教育能力検定
試験ではよく出るパターン。

つくづく、

【日本語教育能力検定試験の過去問
 研究】

の重要性を感じざるを得ません。

具体的な問題は、上記のサンプル問題
をご覧ください。

で、問3の問題は以下の通り。

問3  この授業で行ったロールプレイの
 問題点には当たらないものを、次の1〜
 4の中から一つ選べ。

1 学習者Aには身近な状況だが、学習者
  Bには自分の実際の生活で行う言語行
  動ではない発話の練習になってしま
  う。

2 ロールカードAには、状況と話す内容
  しか書かれておらず、どうなれば会話
  を終わってよいかがわからない。

3 ロールカードBにはこれから何が起こ
  り、どう回答すべきなのかが書かれて
  しまっており、会話の展開を考える余
  地がほとんどない。

4 この状況設定では、「休んでもいいで
  すか」「休ませていただけませんか」
  「休みたいのですが」など、使用でき
  る表現がいくつか考えられてしまう。

いかがでしょうか。

まず確認すべきは、

【問題点に当たらないもの】

を選ぶということ。

試験本番、案外ここをすっ飛ばして、

「どれが問題点かしら。あれ、これも
 これも問題点のような気がする。」

と言って迷ってしまい、誤答するケース
が非常に多いです。

なので、サンプル問題でも注意喚起の
意味も込めて、こういう問題を公開して
いるんですね。

その上で、選択肢を吟味しましょう。

まずは、選択肢1。

ここで改めて確認すべきは、ロールカー
ドの情報です。

ロールカードAは、交換留学生役。
ロールカードBは、大学の先生役。

ということは、A役の学生にとっては
意味のある活動ですが、

B役の学生にとっては、普段の生活で
大学教員になることはないので、あま
り意味のある活動とは言えません。

従って、選択肢1は正しい指摘なので
答えではないと。

次に、選択肢2。

ロールカードAを見ると、

「先生に欠席することを伝えてくださ
 い。」

で終わっています。

これでロールプレイをするとどうなるか、
想像してみてください。

学習者:先生、来週、両親が日本に来る
    ため、授業を欠席します。以上。

こんなことになりかねません。

ですが、学習者にしてみれば、

「だって、それ以上の指示がないんだも
 ん。条件は満たしてるでしょ。」

となるわけですね。

しかも、欠席を認めるかどうかは教師
の権限。

一方的に欠席すると言われたら、教師も
気持ちよくはありません。

そうならないためにも、ロールカードに
は、例えば、

「先生に欠席してもいいか丁寧に聞いて
 ください。また、許可された場合は丁
 寧にお礼を言ってください。」

のようにするといいでしょう。

従って、選択肢2は正しい指摘なので
答えではない。

続いて、選択肢3。

これは、ロールカードBを見れば
一目瞭然。

もはや、B役の学習者は考える余地
がほとんどなく、

「『どうして?』
 『じゃあ、いいよ。』

 と言えばいいんでしょ。」

となってしまいます。

つまり、先々の情報を書きすぎて
いるんですね。

そうならないために、ロールカードは
例えば、

「あなたは大学の先生です。学生が
 相談に来ますので、対応してくだ
 さい。」

ぐらいにするといいでしょう。

従って、選択肢3は正しい指摘なので
答えではない。

最後の選択肢4。

この状況設定で、

「休んでもいいですか」
「休ませていただけませんか」
「休みたいのですが」

など、使用できる表現がいくつか考え
られるのは、むしろこの活動の狙い。

A役の学習者が、上記のような表現を
自分で考え、その表現を使いながら、

談話を作っていくところにロールプレ
イの醍醐味があります。

従って、選択肢4は正しくないので
これが正解と。

いかがでしょうか。

このように、確実に正解を導くため
には、

単に正解の選択肢が何番かという
だけではなく、

全ての選択について、その成否を
しっかり吟味し、

言語化していくということが非常に
重要です。

その判断材料、判断基準、判断の
いろはは、

【WEBで学ぶ通信講座
「篠研の国家資格日本語教員試験対策」】
 https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

の講義資料にしっかり書かれてい
ますし、

実際に、日本語教育能力検定試験の
過去問を使った

【オンライン】篠研の「圧巻!
 日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
 【基礎試験・試験I対策セミナー」
 (4月12日・13日開催)
 https://www.kanjifumi.jp/kiso_siken1_seminar/

では、選択肢1つ1つ丁寧に解説
するわけなんですね。

ここまでしなければ、【合格】する
ことはできないのです。

時間はあるようでありません。

だからこそ、

▼善は急げ。
▼思い立ったが吉日。
▼四の五の言わずに即行動。

ぜひ通信講座やセミナーをご利用なさり

【絶対合格】

を手に入れてくださいね(^_^)


資格取得が目標の方へ
無料メルマガ「篠研の日本語教育能力検定試験対策」

日本語教育能力検定試験頻出のキーワードやテーマについて4択問題と動画でお届けします。平日(月・水・金)、日本語教育能力検定試験合格のための情報をご提供するメルマガです。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「日本語教育能力検定試験 記述問題対策」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。