日本語教員試験、篠崎は結果をこう読む(その1)

先日の12月20日に、文部科学省から
日本語教員試験の結果が出ました。

令和6年度日本語教員試験実施結果を
お知らせします
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2024/mext_01464.html

受験者 17,655人
合格者 11,051人
合格率 62.6%

ただし、合格者には経過措置による
全試験免除が含まれていますので、

この数字を鵜呑みにすることは
できません。

さらに、下記資料で詳細に分析する
必要があります。

令和6年度日本語教員試験実施結果に
ついて
https://www.mext.go.jp/content/20241220-mxt_nihongo02-000039332_1.pdf

ここで大きく目を引くのが、
試験ルートの結果でしょう。

受験者数3,681人に対し、基礎試験
合格者が323名。

合格率は、実に8.7%。

一方、応用試験は基礎試験合格者
323名中322名。

1名しか落ちていません。

結局、試験ルート全体の合格率は
8.7%。

これだけ見て、

「基礎試験、難しすぎないか。」

「これじゃ、どっちが基礎で
 どっちが応用かわからんじゃ
 ないか。」

そう思われた方も多いのではない
かと思います。

あるいは、

「こんなに基礎試験が難しいん
 なら、試験ルートは諦めて
 養成機関ルートにするしか
 ないんじゃないか。」

そう思われた方もいらっしゃる
でしょう。

SNS上でも、

「結局、基礎試験合格を受講料
 50万円で買うということか。」

といったコメントもありました。

確かに、今回の基礎試験の結果は
かなり悪かったですね。

文部科学省の「質優先」がここ
でも強烈に表れた形です。

ただ、これだけを見て

「基礎試験は難しい。」

と判断するのは、早計です。

主な理由は2つ。

1つ目は、試験ルート受験の方
は、基本的に独学。

しかも、1回目の試験。

充分な準備をして臨んだかに
ついては、かなり疑問だから
です。

受験者本人だけの問題ではなく、
過去問もなく、頼りは試行試験
のサンプルだけですから、

そもそも盤石の準備のしようが
ありません。

また、中には、

「国家資格になるらしいから、
 ちょっと試しに受けてみようか。」

そんな冷やかし半分で受けた方も
少なからずいると思われます。

実際、今回の試験を受けた篠研の
通信講座会員様から、

「今回の試験、受験者のマナーの
 悪さが目立った。」

という意見をたくさんいただき
ました。

つまり、ちゃんと受験のシミュ
レーションをしていない受験生が
少なくなかった。

要は準備不足なのです。

文部科学省も、今回そこには
妥協しなかった。

「ちゃんと準備をして臨まないと
 合格させませんよ。」

そういうメッセージがこの合格率
に現れているのだと思います。

逆に、基礎試験合格者323名の
ほとんどが応用試験に合格して
います。

つまり、彼らは最初から合格を
取りに行った方です。

そして、そのために限られた条件
の中でしっかり準備をした方です。

(おそれく「参照枠」も一通りは
 目を通されたんでしょう。)

だから合格できたのです。

決して応用試験が易しかった
わけではありません。

それを証拠に応用試験のみであ
る経過措置C・Dルートの合格率は
6割台。

420時間養成講座修了生であるに
も関わらず

4割の受験生が落ちているわけ
です。

つまりは、準備不足なのです。

ちなみに、先日

WEBで学ぶ通信講座
「篠研の国家資格日本語教員試験対策」】
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

受講生で、基礎試験・応用試験とも
受験なさった方から、

合格報告メールを頂戴しました。

しっかり準備をすれば合格できるん
ですね。(次回ご紹介しますね(^_^))

では、2つ目の理由は?

続きは次回に。


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