大転換(パラダイムシフト)に乗り遅れるな!

日本語教育界は、今年から文部科学省
の傘下に入り、さまざまな改革が進め
られています。

その1つが日本語教員試験。

これまでは日本語教育能力検定試験
という民間試験が主流でしたが、

今後は、国家試験である日本語教員
試験に合格し、

実践研修を受け、国家資格登録日本語
教員の資格がなければ、

国内の日本語学校で教員として勤務
することはできません。

しかも、日本語教員試験になると、

『日本語教育の参照枠』(以下、『参照枠』)
 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/93476801_01.pdf

の出題比率が大幅に増えることが
見込まれています。

この『参照枠』は何かというと、
2021年に文化庁から出されたもので、

国内の日本語学校のカリキュラムの
拠り所となるものです。

今までの国内の日本語学校は、
法務省告示校といって、法務省の
認可を受ける必要がありました。

ですが、その際、カリキュラムに
ついては特に縛りはありませんでした。

ところが、今年から日本語学校を
運営していくためには、

文部科学省から認定日本語教育機関の
認可を受ける必要があり、

その際、認可を受ける条件の1つとし
て、

この『参照枠』の考え方に沿ったカリ
キュラムを提出する必要が出てきた
のです。

ところが、この『参照枠』が世に出て
から、まだ3年ほどしかたっていない
ということもあって、

日本語学校の間でも、理解にかなり
温度差があるのが現状。

先日、第1回の認定結果が出され、

認定日本語教育機関の認定結果
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/toushin/attach/1420729_00017.htm

申請72件に対し、認定22件という
極めて厳しい結果に、

ようやく『参照枠』の勉強を始めた
という日本語学校も少なくないはず
です。

そういう状況から考えれば、文部
科学省は当然『参照枠』の普及、
啓蒙活動に乗り出すはずで、

その1つが、

【日本語教員試験で『参照枠』を
 大幅出題する】

というわけです。

今は、そういう流れだと私は見て
います。

実は、篠研では2年ほど前から
この『参照枠』に注目し、

さまざまな勉強会やセミナーを
開いてきました。

『参照枠』作成に携わった先生から
もいろいろとレクチャーを受けまし
た。

そういう流れの中で、

日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
合格のための 『日本語教育の参照枠』
徹底解説セミナー
3月29日(土)・30日(日)

を企画。

また、通信講座の講義資料の改訂作業
を、目下急ピッチで進めています。

さらに、篠崎による講義資料解説動画
も準備中。

1月より随時専用のWEBコースに反映
させる予定です。

今、日本語教育界は大きな転換期に
あります。

皆さんも、この大転換に乗り遅れない
よう、しっかり情報集をしてください。

まずは、上記『参照枠』を一読なさる
ことをお勧めします。

来年の試験合格に向けて、しっかり
頑張りましょう!


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