日本語教員試験・日本語教育能力検定試験 合格5か条(その2)
前回から始まった
【日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
合格5か条】
この5か条は、まさに合格方程式といえる
ものです。
以下、再掲します。
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日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
合格5か条
一、総学習時間1000時間以上
一、篠研通信講座WEBコース・講義資料
通読5巡以上
一、日本語教育能力検定試験過去問研究
5年分以上
一、篠研の試験対策セミナー全出席
一、学習ノート、暗記カードの作成と活用
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今回は、その2回目。
【篠研通信講座WEBコース・講義資料
通読5巡以上】
です。
◆WEBコース・講義資料通読を最低5巡
反復学習する
「学びは漆塗り」といいます。
これまで何度もお伝えしてきた通り、合格
レベルの知識をしっかり身につけるために
は反復学習が欠かせません。
反復学習を行うことによって知識の定着率
が上がるだけでなく、
それぞれの知識に対するより深い理解、よ
り本質的な理解、
それゆえ応用力の利く理解へと学びのレベ
ルが進化していきます。
また、最初は個々ばらばらだった知識も、
繰り返し学ぶことによって少しずつ結びつ
き、
点から線、線から面へと発展していきなが
ら、
やがてすべてが縦横無尽につながった1つ
の立体的知的体系へと発達していきます。
では、繰り返し学習していくとどう変化す
るのでしょうか。
下は1巡目から5巡目までのおよその感覚
を示したものです。
1巡目:
ちんぷんかんぷん。言葉も日本語、内容も
日本語についてなのに、まるで頭に入って
こない。
2巡名:
1度読んでいるはずなのに既視感がない。
2度目なのに新鮮な感覚。このままでいい
のかと焦る。
3巡目:
ようやく既視感が出てきた。内容もわかる
ところが増え、全体の輪郭がなんとなく見
えてきた。
4巡目:
ここに来てようやく細部まで理解できる
ようになり、どんどん 頭に入っていくの
が感じられる。
5巡目:
かなりわかってくる。わからないところが
かなり絞れてきて、苦手分野を攻略すれば
合格圏内に入れると確信できる。
実際にやってみると分かりますが、1巡目、
2巡目は情報量の圧倒的な多さに驚き、
あまりにも知らないことが多すぎて戸惑っ
てしまうことでしょう。
ですが、安心してください。
自覚がないとしても確実に大量のインプッ
トはされています。
ただ、アウトプットに至っていないだけな
のです。
それが証拠に、3巡目からは徐々にアウト
プットの思考回路が形成され、既視感が増
大し、
2巡目までに得た知識(=既有知識)との
結びつきが容易になり、
理解が加速度的に深まっていきます。
日本語教師として重要なことは、この知の
内的発達を自ら経験することで、
学びの素晴らしさや魅力を身体知レベルで
理解することです。
なぜなら、この経験がなければ、学習者に
学びのすばらしさや魅力を伝えることがで
きず、
結果、学習者を引き付ける教育を実践する
ことができないからです。
経験もなく口先だけで御託を並べても、学
習者は簡単に見抜いてしまいます。
従って、国家試験や検定試験に合格するた
めには、
先の1000時間の学習と合わせてWEBコース・
講義資料通読を最低5巡反復するというこ
ともしっかり肝に銘じてください。
入会者限定特典でご提供しているた「学習
進捗状況確認シート」には1回目から5回
目まで記録欄があります。
このシートで学習結果を記録しながら、学
びの内的進化を日々体験してください。