令和6年度日本語教員試験出願状況から何が言えるか。
去る11月15日、文部科学省から
令和6年度日本語教員試験出願状況
が発表されました。
令和6年度日本語教員試験出願状況に
ついてお知らせします
https://www.mext.go.jp/b_menu/
総出願者は、18,387人。
過去2年間の日本語教育能力検定試験の
出願者が8,000人台でしたので、結構多い
印象です。
ただ、今は経過措置期間ですので、資格
取得ルート別にみる必要があります。
出願したものの、試験免除の方も含まれ
ているからです。
これについて、上記サイトでは、以下の
ように発表されています。
===================
▼試験ルート 4,133
▼養成機関ルート 0
▼経過措置
・Cルート 5,750
・D-1ルート 1,574
・D-2ルート 691
・E-1ルート 1,228
・E-2ルート 4,730
・Fルート 281
計 18,387
===================
思いのほか、試験ルートが多いなぁという
印象です。
まだ実践研修機関の認定がはっきりしない
中で、これだけの受験者がいるという
ことは、
「とりあえず試験だけ受けておいて、
後は実践研修機関が出てきたところで
受講を考えよう。」
という方が多いのかもしれません。
試験ルートでは、合格の有効期限は
ないため、そういう判断もできるわけ
です。
もう一つ、押さえておきたいのは、
従来の日本語教育能力検定試験受験者
に当たる方がどれくらいいるかという
こと。
上記発表で言うと、試験ルート、
Cルート、Dルートの方がそれに該当
します。
全部足すと、
4,133+5,750+1,574+691=12,148人
これまでの検定試験の1.5倍です。
これは国家資格化への期待の表れ
でもあるでしょうが、
文科省からすれば、合格率が30%
ぐらいであったとしても、
充分人材確保につながるとみている
のではないかと思います。
実際、先日の第1回認定日本語教育
機関の結果では、
申請数72機関のうち、認定された
のは、たったの22機関。
かなり絞ってきています。
なので、文科省も試験合格認定に
ついては、かなり強気で来るでしょう。
合格者が増えるようであれば、問題の
レベルを上げることも、当然予想され
ます。
ということは、今後日本語教員試験
で合格を勝ち取るのは、ますます
難しくなると予想できます。
特に、基礎試験対策。
区分ごとの合格ラインが6割以上で、
総合点が8割以上。
これはかなりのハードルです。
このハードルを越えるためには、
とにもかくにも勉強を1日も早く
始めること。
そして、充分な学習時間(目安は
1,000時間)確保すること。
これしかありません。
未経験の分野で最初から効率性を
求めるのは横着というもの。
そんなに甘いものではありません。
だからこそ、
▼思い立ったが吉日。
▼善は急げ。
▼四の五の言わずに即行動。
今から始めないと、間に合わないです。
【WEBで学ぶ通信講座
「篠研の国家資格日本語教員試験対策」】
https://www.kanjifumi.jp/
は、検定試験過去14年分の内容を
しっかり盛り込んでいます。
これだけ身につければ、試験合格は
余裕です。
ただし、かなりのボリュームです。
講義資料は、パワーポイントで3000枚
以上。
これが合格水準です。
だからこそ、今すぐ始めてください。