日本式とヘボン式の見分け方。(その1)

先週末実施した

篠研の「圧巻!国家資格日本語教員
試験・日本語教育能力検定試験
【直前対策】セミナー」
       (9月7日・8日開催)

より。

日本式、ヘボン式といえば
ローマ字表記。

「この区別の仕方、わかりません。」

という方、結構多いんですよね。

「結局、両方のローマ字表を丸暗記
 しないといけないんでしょ。無理。」

といって諦めている方もいるかも
しれません。

ですが、それでは失点するばかり。

実際、平成27年日本語教育能力検定試験
試験I問題1に出題されています。

一問一答的な問題だけに、ここはぜひ
とも得点しておきたいところですよね。

では、日本式とヘボン式、どう見分け
ればいいのか。

その前に、まず両表記がどういう考え方
で作られているのかということを、
押さえる必要があります。

遠回りのようですが、ここがすごく大事
なところです。

まず、基本的に日本式は日本語の五十
音図に沿って表記が決められています。

例えば、サ行であれば、たとえシの子音
の発声方法(もっというと調音点)が他
の音と違っていても関係なく、

すべて同じ子音「s」の表記。

「さしすせそ」は「sa si su se so」。

なぜなら、日本人の感覚からしてサ行の
音は、皆同じサ行の仲間と思っている
からです。

つまり、日本式は日本人の音韻感覚に
沿って作られているというわけです。

一方、ヘボン式は、発声方法の違いに
沿って表記が決められています。

例えば、サ行であれば、たとえ五十音
図で同じサ行に並んでいていても関係
なく、

シの子音だけ発声方法(もっというと
調音点)が違うのだから、表記が違って
当然。

なので、シの子音の表記は「sh」、
他は「s」。

「さしすせそ」は「sa shi su se so」。

つまり、ヘボン式は発声方法という
すこぶる物理的な観点に沿って表記が
決められているのです。

両者のこの考え方のずれをうまく利用
すれば、

両方のローマ字表を丸暗記するなどと
いう無駄な努力をしなくても、

目の前のローマ字表記が、日本式なのか、
ヘボン式なのかを、簡単に判別すること
ができるのです。

続きは、次回に(^_^)


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