日本語教員試験、受験のタイミングに気をつけろ!
「令和 6 年度 日本語教員試験 試験案内」
https://00m.in/zdEAV
(以下、『試験案内』)
には、仮合格の有効期限について
書かれています。
本メルマガ読者の方の中には、
登録日本語教員の資格取得ルートで
「登録実践研修機関と登録日本語教員
養成機関の登録を受けた機関で課程
を修了する方
・大学等(26単位〜)
・専門学校(420単位時間〜」
(『試験案内』p.14)
に該当する方。
あるいは、
登録日本語教員の資格取得に係る経過措置
(『試験案内』p.15)
のCルートに該当する方がいらっしゃるかと
思います。
これらの方は、応用試験に合格すれば
「仮合格」を受けることができます。
ですが、この「仮合格」には有効期限
があります。
『試験案内』p.13に以下のように書かれて
います。
===================
7. 仮合格について
課程の修了見込み及び学位の取得見込みで
受験した者は、合格点を得ていても「仮合
格」扱いとなります。
学位課程の修了証明書(写し)・学位証明
書(写し)をマイページよりアップロード
をお願いします。
修了証明書(写し)・学位証明書(写し)
の提出期限は、令和 7 年 4 月 30 日です。
期日までに提出しなければ、「仮合格」は
取消となります。
===================
つまり、大学の養成課程にしろ、420時間
にしろ、
来年の4月中に修了証明書や学位証明書が
提出されなければ、
仮合格は無効になってしまうということ
です。
例えば、大学の日本語教員養成課程で
勉強している学生が、
2年次や3年次に試験に合格しても、
書類提出が間に合わないので意味がない
ということです。
ということは、4年次の11月の一発合格
を狙うしかなく、
学生にとっては卒年度3月まで落ち着か
ない、
就活上、相当なリスクになるわけです。
ただでさえ、若い日本語教師がいない
業界なのに、
ますます若者から敬遠されるのでは
ないかと危惧しています。
個人的には、「仮合格」の有効期限は
課程修了まで延ばしていただきたい。
そうすれば、例えば3年次に合格すれば、
あとは、課程を修了し、大学を卒業する
だけなので、
余裕をもって就職活動ができるでしょう。
また、現在420時間養成講座に通われて
いる方の中には、
「今年の4月から2年コースの講座に
通っている。
しっかり勉強して、今年応用試験に
合格し、
来年から始まる実習に備えよう。」
と考えていた方もいらっしゃるかも
しれませんが、
それでは、修了証の提出が間に合わ
ないので、「仮合格」は取り消され、
来年、また改めて受けなおさなければ
ならなくなります。
こちらも、せめて「仮合格」の有効期限
を講座修了まで延ばしてもらった方が
いいのではないかと思います。
私自身も、果たしてこの解釈で正しい
のか(できれば間違っていてほしい)
さらなる情報収集をしていきます。
いずれにしても、現段階では『試験案内』
の通りですので、
受験のタイミングを今一度ご検討いただ
ければと思います。