試験対策、今の時期にすべきこと(その2)。
前回の続き。
国家試験にしろ、検定試験にしろ、
本気で合格を目指すのであれば、
今の時期、
【過去問研究は絶対】
です。
「えっ!この時期にもう過去問に
手をつけるの?」
という方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、まだ学習が不十分でも
今過去問研究をする必要があります。
なぜか。
一番の目的は、
【試験勉強に本気になるため】
です。
「いやいや、私はとっくに本気ですよ。」
という方もいらっしゃるでしょう。
では、本試験が明日だとして、心の
準備ができていますか。
明日、決戦の日だとして、落ち着いて
臨めますか。
「いやいや、試験日はまだ先でしょ。」
そう言っている時点で、まだ本腰では
ないのです。
そして、それが普段の試験勉強に
強く影響します。
試験に対して本気・本腰でなければ、
どうしても
【勉強の詰めが甘くなる】
のです。
1日1日の甘さはほんのちょっと
でも、
それが、これから先167日、188日
積み重なれば、致命的です。
たとえて言えば、生活習慣病のような
ものです。
だから、そういう緩い思考に喝を
入れるためにも、この時期に過去問
研究をする必要があるんですね。
もちろん、目的は喝を入れるだけでは
なく、
▼試験の出題傾向を掴む。
▼試験問題のレベル感を体感する。
▼今々の知識の仕上がり具合を確認する。
▼苦手分野を把握する。
▼実際の試験の時間間隔を掴む。
などなど、たくさんあります。
いずれにしても、過去問研究をする
ということは、とても重要なんですね。
では、具体的にどうすればいいのか。
まず、実際の試験と同じ時間帯で
問題を解きます。
つまり、模擬試験をする。
その後、自己採点をして、間違った
問題を徹底的に見直す。
なぜその選択肢が正解なのか、
なぜその選択肢が不正解なのか、
納得いくまで、徹底的に調べる。
専門書、受験対策本、インターネット、
篠研の通信講座の講義資料などなど。
とにかくありとあらゆる手段を使って
納得いくまで調べます。
そして、その過去問(1年分)を
100%マスターしたと確信できた時点で
再度、模擬試験をし、自己採点をする。
そして、それでも間違った問題は
ノートにまとめるなり、
京大カードの表に問題、裏に正解と
解説を書いて、
常時ポケットに入れて持ち歩き、
隙間時間を見つけて、見直して
徹底的に覚え込む。
それを、過去問5年分やってください。
こうすることで、劇的に知識がレベル
アップし、
試験脳が高速で仕上がっていきます。
これが、合格水準の試験勉強です。
このレベルの勉強ができなければ、
とろ火でやかんの湯を沸かすようなもの。
沸騰しないまま、水(=知識)はすべて
蒸発してしまいます。
鉄は熱いうちに打て。
特に、
「GW中、勉強できなかったな。
遊んじゃったな。」
という方。
しっかり頑張ってくださいね(^_^)