「日本語教員試験試行試験 結果の概要」発表。
去る2月22日(木)、
文化審議会国語分科会日本語教育小委員会
(第124回)
https://00m.in/qExDZ
が開催され、
「日本語教員試験試行試験 結果の概要」
https://00m.in/SUrep
が発表されました。
協力者(=受験者)の総数は1,242名。
正直、よくこれだけの方が受験なさった
なぁと思います。
もちろん、中には養成講座担当の先生や
出版社関係の方など、
いわゆる業界関係者の方もいらっしゃる
かと思いますが。
で、試験の結果は、
【全体】
基礎試験(100点):平均点66.97点(同%)
応用試験(220点):平均点148.74点(67.6%)
でした。
令和5年度日本語教員試験試行試験
実施概要(案)
https://00m.in/FrvAc
によると、本試行試験における参考基準、
すなわち合格ラインは、以下の通りです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<試験1 (基礎試験)>
必須の教育内容で定められた5区分において、
各区分で約7割程度の得点があり、かつ総合
得点で約8割程度の得点があること
<試験2(応用試験)>
総合得点で約6割の得点があること
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この基準は、本試験にも引き継がれる
でしょう。
そう考えると、今回の基礎試験の平均が
参考基準を大きく下回っていますので、
▼ここが大きなハードルとなる。
▼ここでかなりの人が振り落とされる。
ということになります。
一方、応用試験は6割を優に超えて
いますので、
今回の試験だと受験者の半数以上の方が
合格圏内にいるということになります。
とすると、結果的に今回の試験は
「基礎試験の方が応用試験よりも
難しかった。」
ということになり、試験の設計上
かなり課題が残ったのではないかと
私は考えます。
アンケート結果を見ると、概ね
好評だったようですが、
アンケートは試行試験終了直後に
行われ、
結果が分からない状態ですので、
もし、結果が分かった後で同じ
アンケートを取ったとしたら、
また違った結果になったのでは
ないか( *´艸`)
そう考えると、
第1回の試験は、基礎試験では
平均点を上げるべく、
試行試験に比べてもう少し素直
な問題が出題されるのではないか、
一方、応用試験は、平均点を
抑えるべく、
試行試験に比べて、やや骨のある
問題が出題されるのではないか、
と予想します。
骨のある問題といっても、分解
すれば基礎的な問題の組み合わせ。
いずれにしても、基礎力なくして
応用力は身につかないわけで、
今の時期は、じっくり基礎固めを
する、
あるいは試験勉強を始める時期で
あることに変わりはありません。
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何事も
▼善は急げ。
▼思い立ったが吉日。
▼四の五の言わずに即行動。
行動しなければ、ただただ出遅れるだけです。