日本語教員試験と日本語教育能力検定試験、どっちを受けた方がいい?
令和6年から国家資格として日本語教員試験
が実施されます。
一方で、日本語教育能力検定試験もこれまで
通り実施。
「私はいったいどっちを受けたらいいの?」
そう思われる方も多いと思います。
結論から申し上げますと、
▼認定日本語教育機関で教えたいなら
国家資格日本語教員試験
▼それ以外のところで教えたいなら
日本語教育能力検定試験
となります。
「それ以外のところ、って、どこ?」
具体的には、以下のような方が想定
されます。
▼地域の日本語教育に携わりたい方
▼海外で日本語教師を目指す方
▼日本語を教えている小中学校教員や
日本語支援員を目指す方
▼外国人従業員と仕事をする会社員の
方
また、現役の日本語教師の方には、最新
の知識内容を確認する目的で受験するの
もアリです。
ただし、就職に関しては、各団体・機関に
よって採用条件等が異なりますので、
確認する必要があります。
試しに、ハローワークのホームページ
で検索したところ、
多くの日本語学校や団体・機関が求人
を出していましたが、
時給だけを見ると、日本語学校がだいたい
2000円台。
一方、他の就労系の団体、
例えば、技能実習生に対する日本語教育
などはだいたい1000円台でした。
また、就職先を考える際に重要なのは、
「通勤圏内にどのような就職先があるか。」
ということ。
都市圏はともかく、地方によっては
最寄りに日本語学校がないという
ところもあるかと思います。
そうした場合は、他に日本語の求人を
出しているところがないか調べ、
それに応じてどちらの試験を受けるか
検討する必要があります。
いずれにしても、
【WEBで学ぶ通信講座
「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
は、どちらの試験にも十分対応して
いますので(国家試験の音声問題は準備中)、
安心してご受講いただければと思います。