【再録】錯乱肢の不正解の理由まで明確に言えて本物。
「1年前はどんなことを書いていたかな。」
と思い、本メルマガのバックナンバーに
目をやると、
「なかなかいいことを書いているじゃないか。」
と、我ながら自画自賛(^_^)
というか、今回の内容は、昨年も
この時期に再録していることに驚き。
というわけで、今回はちょうど1年前。
2022年10月14日の内容をお送りします。
いや~、我ながら、いいこと書いてるわぁ(笑)
以下。
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検定試験の過去問を解く場合でも、
市販の問題集を解く場合でも、
本試験に通用する知識を身につけ
たいのであれば、
正解の選択肢の正解である理由が
言えるだけでなく、
錯乱肢の不正解の理由まで明確に
言えるようにするといいでしょう。
※錯乱肢とは、不正解の選択肢のこと
を言います。
なぜなら、それによってその問題を
より多面的に捉えることができ、
さらに、そのテーマについて厚みの
ある知識を身につけることができ、
ひいては、違う切り口で出題されても
うまく対応することができるように
なるからです。
例えば、目の前の4択問題を解いて、
正解が3番だったとします。
今回は、3番の内容が正解になるよう
な切り口でしたが、
本試験では、同じような問題で選択肢
の2番が正解になるような問題が出る
かもしれません。
その時、普段から錯乱肢の不正解の理
由まで詰めた学習をしていれば、
その時に得た知識を活かすことができ、
首尾よく得点に結びつけることができ
るわけです。
実は、錯乱肢の内容というのは、正解の
選択肢とまったく無関係の内容という
わけではありません。
4つの選択肢のうち、確かに1つぐらい
はまったくもってトンチンカンな設定に
なっていますが、
残り2つの錯乱肢は、その問題のテーマ
について、ややもすると誤って理解され
ていたり、
実際に誤解されていたりする内容を含ん
でいることが多いのです。
だから、錯乱肢の不正解の理由まで詰め
て検討するということは、
誤った理解や知識を修正することに繋が
り、
あやふやな知識を明確な知識に昇華させ
ることができるわけです。
ここが、合否の明暗を分けるポイント
なんですね。
私が、検定対策セミナーで正解の選択肢
の解説はもちろん、
錯乱肢の不正解の理由まで細かく解説す
るのは、そういう理由があるからです。
逆に言うと、正解の選択肢の解説だけで
終わるような解説は、
往々にして、「はじめに正解ありき」
で解説していますので、
ちょっと問題の切り口が変わると、もう
歯が立ちません。
せっかく多くのことが学べるチャンス
なのに、機会損失というか、とても
もったいないんですね。
そのあたり、私がどのように解説して
いるか、ぜひ下記動画でご確認ください。
【第二言語習得】
https://youtu.be/OoRb4p2KS8c
【言語表現のあいまいさ】
https://youtu.be/y6wO6QmbUKg
【補助動詞】【借用における文法形式の脱落】
https://youtu.be/3_9Je-dMjlk