日本語教育能力検定試験、失敗する勉強法5選(3)
前回、前々回、日本語教育能力検定試験に
失敗する勉強法として、
1.失敗する勉強法(その1)
【そもそも勉強量が少なすぎる。】
2.失敗する勉強法(その2)
【短期決戦でやろうとする。】
3.失敗する学習法(その3)
【反復学習をしない。】
をご紹介いたしました。
今回は、残りの2つをご紹介します。
では、早速。
4.失敗する学習法(その4)
【学習プロセスを楽しまない。】
「何を甘いことを言っているんだ!
難行苦行を乗り越えてこそ、勉強じゃ
ないか!」
そんな声が聞こえてきそうですが、
それは、勉強に対してかなりの誤解が
あると思われます。
勉強というのは、本来知らないことを
知ることによって、
【感動、驚き、共感、納得】
を体感したり、
できないことができるようになること
によって、
【自尊心や自己肯定感】
が得られるなど、心身ともに豊かになる
営みのはずです。
もちろん、しんどい時はあります。
ですが、それ以上の満足感や充実感が
あるから続けられるんですね。
もし、試験勉強が単なる難行苦行である
なら、
そもそも試験勉強に前向きに取り組もう
とは思わないですし、
そう思わなければ、工夫も生まれず、
結果もついてきません。
学びを楽しめない方が、教壇に立ったと
しても、その授業内容は推して知るべし。
実際、学びのプロセスを楽しむことなく
合格した方は、
合格と同時に燃え尽きてしまう方が
多いように思います。
勉強は、楽しんだ者勝ちです(^_^)
5.失敗する学習法(その5)
【自分を第三者的に見られない。】
「メタ認知」という言葉があります。
これは、平たく言えば、勉強している
自分自身を上から眺めているような
視点を持つということです。
つまり、自分自身の勉強スタイルや
性格などを、より客観的に分析する
目を持つということですね。
例えば、
「自分は45分以上勉強すると、一気に
集中力が落ちるから、45分ぐらい勉強
したら10分休憩しよう。」
とか、
「私は、1人で勉強するより誰かと
一緒に勉強したほうが調子が上がる
から、定期的に勉強会に参加しよう。」
などです。
このように自分を客観的にみる視点を
持つと、
スランプから脱出しやすくなるなど、
心身ともに自分をコントロールしやすく
なり、
結果、試験勉強も無理なく効率的に進める
ことができます。
「私には、そんな高度なことはできない。
どうしたらいい?」
という方は、学習記録をつけるといいで
しょう。
毎日、何時から何時まで、テキストの何
ぺージから何ページまでやって、
こんなことが分かった、ここがまだよく
わからないと、
些細なことでもいいので、できるだけ
詳しく記録するのです。
そして、ある程度まとまったら、過去の
記録を読み直してみましょう。
そうすれば、自分に最適な学習ペースや
調子の良しあしのリズムなどが分かり、
それに合わせて、学習計画を最適化して
いくことができます。
ぜひ試してみてください。
以上、3回にわたって
【日本語教育能力検定試験、失敗する勉強法5選】
をお届けしてきました。
これはあくまでも、私の独断と偏見での
ランキングですが、
ご参考になれば幸いです。
検定試験合格に向けて、しっかり頑張りましょう。