捲土重来(けんどちょうらい)。
中国唐の詩人杜牧の歌に劉邦との戦いに敗れて
自決した項羽を詠んだ
「烏江亭に題す」
という歌があります。
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勝敗は兵家も 事期せず
(しょうはいはへいかも こときせず)
羞を包み恥を忍ぶは 是れ男兒
(はじをつつみはじをしのぶは これだんじ)
江東の子弟 才俊多し
(こうとうのしてい さいしゅんおおし)
巻土重來 未だ知る可からず
(けんどちょうらい いまだしるべからず)
【意解】
勝敗は、戦略家でさえも予測できるものでは
ない。
たとえ敗れても恥辱に耐え再起を計ってこそ
真の男子といえる。
項羽の本拠地である江東の若者たちには優れ
た人物が多いので、
土けむりを巻き起こすような勢いで今一度
出直していたなら、どうなっていたか分から
ない。
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ここから、「捲土重来」」という言葉が
生まれました。
「捲土重来」とは、
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一度戦いに負けた者が、勢いを盛り
返して、ふたたび攻めてくること。
-コトバンク
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検定試験に1度や2度失敗しても
どうということはありません。
また、体制を整え直して再挑戦すれば
いいのです。
長い人生、時には「恥辱に耐え」る
ことも必要。
負けて心が折れて放棄してしまうのが
一番もったいないのです。
頑張ってくださいね(^_^)