フィードバックの仕組みを作れ。

知り合いから聞いた話。

その方には小学校4年のお子さんがおり、
目下中学受験に向けて勉強させている
のだそうです。

で、そのお子さんの友だちに偏差値80~
90で、

全国模試で常に1位、2位を取る子がいる
のだそうです。

偏差値に80とか90とかがあるんですね。

私自身75ぐらいまでしか見たことがない(苦笑)。

で、そういう子どもであれば、さぞかし
朝から晩まで勉強漬けなんだろうと思いきや
必ずしもそうではない。

その知り合いのお子さんと仲良しで、
よく一緒にゲームをしたり、YouTube
を見たりしているのだそうです。

では、どんな勉強をしているのか。

実は、このご家庭、ご自宅に業務用の
コピー機が置いてあり、

学校の定期試験や校外模試で

▼間違った問題
▼偶然正解した問題

をすべてお母様がコピーをして、

リングノートの表面に問題を貼り付け、
裏面に解答を貼り付けて、お子さんに
持たせているのだそうです。

そして、それをお子さんができるように
なるまで、何度も何度も解く。

そして、完全にマスターしたら、リング
ノートから外して、他のところに保存する。

だから、リングノートには常に自分の
弱い問題がストックされていると。

問題のページには、試験を実施した日や
復習した日、完全に解けた日などが記入
されており、

それを見ることで、自分の弱点が常に
分かるとともに、

それをいち早く克服するよう、奮起
するのだそうです。

そうやって、徹底的に弱点を1つ1つ
潰していく。

その結果、全国1位にまでのぼり
つめたわけですね。

凄いですね。

まだ小学校4年生ですよ。

でも、4年生でもできるんですね。

実は、私も大学受験の時、同じような
ことをやっていました。

例えば、数学であれば『チャート式数学』
の問題を完全丸暗記し、

暗記できなかったものは、京大カードの
表面に問題、裏面に解答を書いてリングに
まとめてひたすら覚えましたし、

英語であれば、英短文を同じ方法で
500例文暗記しました。

おかげで、数学と英語はかなり得意に
なりました(もうすっかり忘れましたが)

こうした勉強は、結局何かというと、

【フィードバックの仕組みを学習に
 組み込む】

ということ。

これは、日本語教育能力検定試験でも
まったく同じ。

多くの人は、過去問や模擬問題を解いて
結果に一喜一憂して終わりです。

解くことがゴールになっている。

これでは、100回過去問を解いても
実力はつきません。

そうではなくて、過去問や模擬問題を
解いたら、必ず見直し、

▼間違った問題
▼偶然正解した問題

を洗い出して、問題をノートに貼って、
裏面に解答や必要な情報をまとめる。

そして、完全にインテイクするまで
ひたすら繰り返し解く。

ここまでして初めて過去問に手を付ける
意味があるのです。

つまり、過去問や模擬問題を解くことは
ゴールではなくスタートなのです。

これができかどうかで合否が決まる
といっても過言ではありません。

逆にここまでしないで、ただただ

「やった!過去問で7割解けた!」

と喜んでいるのは、単なる自慰行為。

【フィードバックの仕組みを学習に
 組み込む】

これをしっかり意識してしっかり
勉強してください。

小学生でもやっていることなのです
から。

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愚公移山(ぐこういさん)。

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