過去問研究を先送りする人の末路。
検定試験の勉強は、
「過去問に始まり、過去問に終わる。」
とよく言われます。
これはまさしくその通りです。
ここでまずもって認識すべきは、
「検定試験は、あなた様の実力に合わせ
て出題されるわけではない。
あなた様の得意分野が出題されるわけ
ではない。」
という、当たり前の事実。
そうではなくて、あくまで
「日本語教員となるために学習している者、
日本語教員として教育に携わっている者
を対象として、
日本語教育の実践につながる体系的な知
識が基礎的な水準に達しているかどうか、
状況に応じてそれらの知識を関連づけ多
様な現場に対応する能力が基礎的な水準
に達しているかどうかを検定することを
目的とする。」
(令和5年検定試験実施要項より。)
試験であるということ。
この事実を直視できるか、あるいは目を
そらすかで、合否は大きく異なります。
具体的には、試験勉強の序盤、中盤、
終盤で、定期的に徹底的な過去問研究
をしているかです。
これを実践することにより、過去問の
▼レベル感
▼出題傾向
▼自身の現段階の課題
などを定点観測し、その後の勉強に
フィードバックするんですね。
ですが、多くの受験生はこれができま
せん。
その理由を聞いてみると、
「まだ実力もないのに過去問を解い
ても、いい点数が取れないのが
わかっているから、もったいない。」
と多くの方が言いますが、本当の理由は
違います。
本当の理由は、
「自分の実力と本試験のレベルの
ギャップから目を背けたい。
できない自分を認めたくない。」
からです。
これが本音です。
そうやって、過去問研究を先送り
するとどうなるか。
過去問の
▼レベル感が分からず
▼出題傾向も見えず
▼自身の現段階の課題も掴めない
まま、ただ
「自分なりに勉強している。」
という自己満足だけが積みあがっていき、
結果、本試験で
▼問題のレベル感に圧倒され
▼出題の傾向や意図も汲み取れず
▼終始混乱、ミス連発、時間足りず撃沈
となるのです。
私は、25年間、そういう受験生を
山ほど見てきました。
一方、合格する人は、まずもって
過去問研究に対する考え方が違います。
過去問研究は、今の自分の実力を
測るためにするのではなく、
「実力を上げるために過去問研究を
する。」
と考えるのです。
だから、できるできないに一喜一憂
するのではなく、
「過去問研究によって、自分の足りない
ところを可視化して、
それを1つ1つ潰していくことで
実力を身につけていけば、必ず
合格圏内にたどり着くはず。」
と考えるのです。
そして、それを愚直に実行していく。
そうすることで、過去問研究を通じて
本試験の
▼レベル感
▼出題傾向
▼自身の現段階の課題
が、自身の勉強にいいフィードバックを
もたらし、
試験勉強の質がどんどん向上していくと。
結果、本試験においても
▼問題のレベル感にしっかり対応でき、
▼出題傾向に沿って素早く解答、
▼すでに自身の課題も克服済み
で臨めるので、合格できるというわけ
です。
つまり、検定試験に合格する人は、
運がいいとか、たまたまついていた
から合格できたのではなく、
【合格すべくして合格している。】
のです。
その1つが過去問研究の取り組み方
にも出ているというわけですね。
ここが合否の大きな分岐点ですので
よくよく肝に銘じてください。
ただ、これにも1つネックがある。
それは、
「自力で過去問を徹底研究するには、
膨大な時間と労力がかかる。」
ということです。
分からない問題があれば、1つ1つ
参考書や専門書、ネット情報を探して
解決しなければなりません。
もちろん、そういう勉強もとても
大事です。
ですが、まだ知識が十分でない方が
それに真っ向から取り組むには、
あまりにも費用対効果が低すぎる。
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している通り。
もちろん、ご利用なさるかどうかは
あなた様の自由です。
▼問題のレベル感に圧倒され
▼出題の傾向や意図も汲み取れず
▼終始混乱、ミス連発、時間足りず撃沈
そんな末路だけは、どうしても避けたい
という方は、ご検討いただくのが賢明と
25年の経験からお伝えしておきます。