これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
検定試験の勉強がなかなか続かない人、
あるいは、なかなかはかどらない人は、
そもそも、試験勉強を楽しんでいない
のではないか。
勉強を、文字通り
「勉(つと)めて強いる」
難行苦行と考えているのではないか。
そのように思えてなりません。
残念ながら(というか、幸いにも)
勉強は、そのようなマゾなものでは
ありません。
そもそも勉強というのは、
「驚き、感動、共感、納得」
を伴う【知的遊戯】。
だから、本来楽しくて楽しくて
仕方がないものなのです。
楽しくて楽しくて仕方がないから、
やめられない、止まらない。
(まさにかっぱえびせんズ ハイ)
やめられないから、雪だるま式に
勉強の加速度が増していき、
勝手に学力が上がっていく。
そういうものなのです。
孔子先生の言う
「これを知る者はこれを好む者に
如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に
如かず。」
とは、まさにその通りなんですね。
このように言うと、
「そんな甘い考えではダメだ。
辛い経験を乗り越えなければ
何事も大成しない。」
という声が聞こえてきそうです。
確かに、ある局面では辛いと感じる
ことがあるかもしれませんが、
それは、長い勉強の中の一局面に
過ぎませんし、
そもそも辛い経験をすること自体を
目的化するのは筋違い。
第一、そのようなビリーフを持って
学習者に
「驚き、感動、共感、納得」
を伴う授業などできようはずがあり
ません。
だからこそ、
「試験勉強を楽しむ」
ということがとても重要なのです。
とはいえ、実際に勉強してみると、
理解して覚えることに精一杯で、
なかなか「楽しむ」という境地には
辿り着けない、
という方もいらっしゃるのではない
でしょうか。
実際、「楽しむ」までには段階があり
ます。
まずは、理解して知識を増やす。
十分理解して知識が増えると、
勉強がだんだん好きになる。
そして、勉強を通じて好きという感情
が習慣化すると、楽しめるようになる。
なので、もし勉強を楽しめていない
としたら、
「理解して知識を増やす。」
のところでうまく流れができていない、
(つまり、勉強しても分からないし
覚えられない)
あるいは、
その知識が現場でどう活かされるのか、
苦労して覚えるほどの価値が感じられない、
(つまり、勉強の意義がわからない)
のいずれかであることが多いです。
ただ、残念ながら、この課題を自力で
解決するのは無理です。
なぜなら、自力で理解するのには
どうしても限界がありますし、
現場経験に乏しければ、検定試験の
内容と現場をリンクすることも難しい
からです。
そうこうしているうちに、検定試験の
本番は、刻一刻と近づいてきています。
実際、検定試験まで、あと
【170日】
しかありません。
では、どうしたらいいのか。
それは、現場経験豊富で、
しかも検定試験を心底楽しんでいる
先輩教師に教えを乞うのが、
最短最速、かつ唯一の方法です。
私はそれ以外の方法は知りません。
だから、私自身も、何か新しい
知識なりスキルなりを身につけよう
と思ったら、
いの一番に
【その分野の現場経験が豊富で
なおかつ心底楽しんでいる先人】
に教えを乞うてきました。
そのおかげで、その分野の勉強を
楽しみながら続け、
満足のいく結果を得ることができま
した。
(例えば、剣道六段一発合格)
検定試験がいまいち楽しめていない方。
時間は有限。
しかも、試験勉強は期限付き。
一刻も早く、楽しむための行動をとって
くださいね。