検定試験試験II問題2の新傾向選択肢とは?
日本語教育能力検定試験試験IIの
問題2は、学習者の発音上の誤りを
指摘する問題。
しかも、その誤りがプロソディに
関する点が大きな特徴です。
プロソディとは、別名韻律的特徴とか
超文節的特徴などと言われますが、
要は、複数の音の関係から醸し出される
音声的特徴のことです。
具体的には、
▼アクセント
▼イントネーション
▼リズム(拍)
▼プロミネンス
を言います。
で、実際に問題2を見てみるとわかる
のですが、
各問題の選択肢が、すべて下記要素から
なっています。
1.拍の長さ
2.プロミネンス
3.アクセントの下がり目
4.句末・文末イントネーション
ということは、
【これら1~4が答えになるような
音声問題とはどんな問題か。】
というのをあらかじめ押さえておくと、
簡単に解けるということなんですね。
ところが、この問題2、ここ数年
新たな要素が増えています。
具体的に言うと、令和2年新設の
「特殊拍の種類」
そして、令和3年新設の
「特殊拍の位置」
です。
「特殊拍の種類」とは、文字通り
特殊拍の種類を間違えた誤用のことで、
例えば「先生(せんせい)」と言うべき
ところを、
「セッセイ」
と言ってしまうような誤用です。
「先生」の「ん」(撥音)を「っ」(促音)
に間違えているわけですね。
一方、
「特殊拍の位置」とは、文字通り
特殊拍の位置を間違えた誤用のことで、
例えば、「京都(きょうと)」と言うべき
ところを、
「キョトー」
と言ってしまうような誤用です。
「京都」の「う」(長音)の位置が間違って
いるわけですね。
このよう言うと、
「選択肢が複雑になって難しそう。」
と思われるかもしれませんが、
選択肢は、しょせん4つしかありませんし、
先ほども言ったように、
【これら1~4が答えになるような
音声問題とはどんな問題か。】
というのを、あらかじめ押さえておくと
さほど難しいものではありません。
というか、問題2は【得点源】です(^_^)
頑張ってくださいね(^_^)