日本語教育能力検定試験の過去問の入手法。
日本語教育能力検定試験の勉強は
「過去問研究に始まり、過去問研究に終わる。」
と言われるほど、過去問は非常に重要な
アイテムです。
検定試験の過去問研究をすることによって、
▼実際の試験を模擬体験できる。
▼試験のレベル・難易度が分かる。
▼問題ごとの出題形式に慣れることができる。
▼出題傾向や頻出分野を知ることができる。
▼それぞれのテーマや分野がどういう切り口で
出題されるのかが分かる。
▼今後の試験勉強の指針になる。
などなど、数え上げればきりがないほどの
メリットがあります。
ですので、検定試験合格を目指すのであれば、
最低でも3年分、できれば5年分の過去問は
入手しておきましょう。
過去問は、毎年、試験翌年の3月に凡人社
より発売されます。
もちろん、アマゾンでも取り扱っています。
ただし、年度によっては売り切れているもの
もありますので、早めのご購入をお勧めしま
す。
ちなみに、令和2年度の問題は、2021年4月
19日時点で、まだ発売されていません。
試験実施団体である日本国際教育支援協会に
問い合わせたところ、
「現在のところ、発売日は未定。」
とのことでした。
我が篠研も5月22日・23日に
篠研の「圧巻!令和2年度日本語教育能力
検定試験徹底解説オンラインセミナー」
https://www.kanjifumi.jp/r2tetteikaisetsu/
を予定していますので、正直ちょっと
ひやひやしています汗
ただ、この過去問ですが、1つ注意すべき
ことがあります。
それは、【解説がない】、つまり、問題と
解答のみということです。
また、過去問の解説本も出版されていませ
ん。
なので、
「過去問と解説本を買って、自分で解いて、
解説を読めば、試験対策は万全だろう。」
ということにはならないわけですね。
篠研が検定対策セミナーやセミナー動画を
ご提供する理由はそこにあるわけです。
また、
「過去問ぐらい、ネット上で無料で見られ
ないの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません
が、これもありません。
これについては、試験実施元の日本国際教
育支援協会が問題例として平成28年の問題
の一部を公開していますが、
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平成 28 年度日本語教育能力検定試験
試験I 問題冊子(抜粋)
https://bit.ly/3mYCIe2
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これ以外は、基本的にネット上で過去問を
見ることはできません。
なぜなら、日本国際教育支援協会が無断転
載や無断転用を固く禁じているからです。
無断でネット上に安易にあげてしまうと、
重大な著作権侵害になるんですね。
例えば、篠研も毎年数回過去問を使った
検定対策セミナーを実施しますが、
事前に協会に利用許可の申請をし、許可を
得た上で実施、実施後は実施報告と利用料
の支払いをきっちりしています。
おかげさまで、篠研の検定対策セミナーは
これまで何の問題もなく実施できています。
なので、もし無断でネット上に過去問を
公開しているサイトがあったら、
(もし、事前に許可を得ているのであれば、
その旨サイト上に記載しているはずです。)
その業者は相当悪質な業者か、著作権に対
する認識がかなり低いかどちらかです。
いずれにしても、関わらないほうが無難
です。
基本的には以上となりますが、
冒頭でもお伝えした通り、日本語教育能力
検定試験は、
「過去問研究に始まり、過去問研究に終わる。」
と言われていますので、しっかり過去問研究を
やって、万全の体制で試験に臨んでいただきたい
と思います。
皆さん、検定試験合格に向けて、しっかり
頑張ってくださいね。