コロナ禍の不安の中検定試験合格、最短で就職した話。
3年に及ぶコロナ禍。
この間に、
「検定試験合格を取得しても、
本当に職に就けるのだろうか。
日本語教師を目指してもダメなんじゃ
ないだろうか。」
そう思って、検定試験受験を諦めた
方も少なくないのではないでしょうか。
実は、冒頭でご紹介したラム麻里様も
受験中そう考えたお一人でした。
ラム様が篠研の通信講座にご入会なさっ
たのは、2020年4月。
まさにコロナ禍で世界中が混乱していた
時でした。
インタビューでは、勉強そのもので
スランプに陥ったことはなかったものの、
このコロナ禍で検定試験に合格しても、
本当に職に就けるのか心配だったそう
です。
確かにこの時期は、日本のガチガチの
入国制限をしていた時で、
先行きが全く見えない状況でしたので
不安になるのは当然です。
ですが、ラム様はそれでも勉強を続け
ました。
ラム様はお仕事をしていたこともあって
本命の受験を2020年10月ではなく、
2021年10月に照準を定めました。
ご本人の話では、こうして1年半という
充分な時間を取って勉強したことが
よかったということでした。
急いで勉強しても、おそらく知識が残ら
なかっただろうから。
それは、非常に残念なことだと。
結局、ラム様は1年半の間に通信講座の
講義資料を、なんと8巡もし、
篠研の基礎固めセミナー動画をご視聴して
基礎力を固め、
4年分の過去問を徹底的に研究して、
2021年の検定試験に合格なさいました。
そして、現在は東京の日本語学校での
就職を果たし、
目下、授業デビューを果たすべく、
勤務校での研修を受けているとのこと。
かつては、
「検定試験合格を取得しても、
本当に職に就けるのだろうか。
日本語教師を目指してもダメなんじゃ
ないだろうか。」
と悩んだこともありましたが、
振り返ってみると、合格した翌年に
日本語学校就職を果たすという、
最短距離での夢の実現だったわけです。
世の中には、やれ鎖国状態で留学生が
入ってこないとか、
やれコロナ禍の出口が見えないとか、
マイナス要因を引き合いに出しては、
行動することを躊躇し、せっかくの
チャンスを逃してしまう人がいます。
残念ながら、そういう方にチャンスが
巡ってくることは、まずありません。
なぜなら、チャンスを受け取る準備が
できていないからです。
もちろん、ラム様が勉強を始めた2020年
時点、
2年後に入国緩和の話が持ち上がるなど、
誰にも予想はできませんでした。
もしかしたら、次から次へと新種のウィ
ルスが世界を席巻し続け、
半永久的に鎖国状態になっていたかも
しれないのです。
ですが、ラム様はそうしたリスクを
背負いながら、人生の一部を試験勉強に
突っ込んだ結果、
検定試験合格、そして日本語学校就職
という夢を勝ち取ったわけですね。
目標達成や、夢の実現というのは、
リスクを背負いながら、必要な準備を
した者のもとにしか来ないものなのです。