今の状態で試験日を迎えたらどうなるか想像する。
5月もそろそろ終わりです。
試験日まで150日となりました。
これまで、本メルマガでは口酸っぱく
「今のうちに過去問を使って模擬試験を
しておいてくださいね。
今の自身の実力を把握して、今後の
学習の参考にしてくださいね。」
とお伝えしてきましたので、
意識の高い方はそのようになさっていると
勝手に想像しています。
(なので、まだやっていないという方。
今年合格したいのであれば、大至急
やってくださいね。かなりの出遅れです。)
さて、模擬試験をして、自身の現在の
実力、特に弱点(例えば、日本語文法)を
把握したとして、
問題は、これからそれをどう克服していくか
ということです。
そのためには、まず
「今の状態で試験日を迎えたらどうなるか。」
を想像してみましょう。
「いやいや、まだ150日もあることだし、
これからも勉強をしていくわけだから、
今のままってことはないでしょう。」
そうお考えの方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
ですが、そこに落とし穴があります。
少なくとも、今ままでの勉強をそのまま
繰り返しても、弱点を克服することは
できません。
なぜなら、今の弱点は今までの勉強の
蓄積の結果、副産物として生まれたもの
だからです。
ですから、今までと同じ勉強を続けても、
(もちろんしないよりましだし、多少
学力は上がるかもしれませんが。)
弱点を克服するに至る可能性は、かなり
低いと考えておいた方がいいのです。
そもそも人間は、未来に対して過剰に
期待をしてしまう生き物。
ですが、臨む未来を手に入れたいので
あれば、相応の工夫が必要です。
では、どうすればいいのか。
まずは、模擬試験で間違ったところを
徹底的に見直して、
必要であれば、参考書やサイトで、
納得いくまで徹底的に調べ、
完全にインテイクすることです。
たとえば、
「自動詞の受身は、間接受身か
直接受身か。」
という問題の意味が分からないので
あれば、それを徹底的に調べる。
遠回りなようですが、これは一番
効果的な方法です。
そして、それが一通り終わったら、
再度別の過去問を使って模擬試験を
やり、
間違った問題を徹底的に見直し、調べ、
考え、完全にインテイクする。
大変だと思いますか。
でも、
「今の状態で試験日を迎えたらどうなるか。」
を本気で想像し、
「これはヤバい。」
と切迫感を感じた方は、これぐらいのこと
普通にします。
ここがまさに、合否の分かれ道なのです。