就職難と嘆く教師、JLPT対策がないと嘆く学習者。
篠研では、現職の日本語教師の方を
対象としたサロン
篠研サロン-ビジネス実践部
を運営しています。
で、先日会員の方々とオンライン飲み会を
したのですが(楽しかったです(^_^))、
その時の会員様のお話。
その方はオンラインレッスンのプラット
フォームでプライベートレッスンをして
いらっしゃるのですが、
子育てもあるのでレッスン数は増やせない、
とはいえ、もう少し収入をあげたい、
ということで、
「もうちょっとレッスン単価をあげたい
なぁ。」
と、思い切って相場よりやや高めの価格に
あげたそうです。
とはいえ、
「さすがに上げ過ぎたかな。」
と、あとになってちょっと後悔。
ところが、
そんな思いとは裏腹に、ほどなく受講の
申し込みがあったそうです。
「高いのに、どうして?」
ちょっと不思議に思ったその方は、受講
してくださった外国人の方に、
「このレッスン、ちょっと高めなのに
どうして受けようと思ったんですか。」
と尋ねたのだとか。
そうしたところ、
「JLPT(N1だったかな?)対策をして
くれるレッスンが他になかったから。」
という回答。
その時、その方は、
「なるほど!JLPT対策はまだまだ需要が
あるんだな。」
と実感されたそうです。
話を聞いていた時、私篠崎はすでに酔って
いたので、若干不正確ですが、だいたい
このような話。
巷では、
「日本語学校がやばい。なかなか就職
できない。」
とか、
「求人に応募したら、倍率60倍。
絶対無理(>_<)」
と、就職難に悪戦苦闘している日本語教師の
声があちらこちらから聞こえ、
それはそれで、事実ではあるのですが、
一方で、オンライン上ではJLPT対策のレッ
スンを
「どこよ?どこよ?ないぞ!ないぞ!」
と探し回わり、
見つけようものなら、多少割高であっても
躊躇なく受講申し込みをする学習者がわんさ
といるわけです。
であれば、私たち日本語教師がすべきは、
一刻も早くJLPT対策の指導法を身につけ、
一刻も早くJLPT対策のオンラインレッスン
を学習者に提供してあげること。
そうすれば、学習者には喜んでもらえるし、
私達も時給の高いレッスンをゲットする
ことができるわけです。
「就職するなら日本語学校。」
「授業をするなら初級の文型導入。」
そんな思考の檻に囚われていることが、
どれだけ多くのチャンスを見逃しているかが
お分かりいただけますでしょうか。
否、「チャンスを見逃している」どころか、
そんな思考では、今の世の中、秒殺で淘汰
されると考えるべきでしょう。
とはいえ、
「JLPT対策なんて、どう指導したらいいのか
わからない。」
そこで、先日篠研ではJLPT-N1対策指導
セミナーを実施し、
さらに、来月下記セミナーを急遽実施する
ことにしたのです。
私たち日本語教師が日々成長し続け、
生き残り続けるためには、
常に学び続け、進化し続けなければ
なりません。
事前準備をしっかりした教師にしか、
学習者はつかないのです。