勉強を続ける技術(2)-行動が先、やる気が後。
「勉強しないといけないと思うんだけど、
なかなかやる気が出なくて。」
という方がいます。
おそらくそういう方は、
「勉強はやる気が出てからするもの。」
という考えがあるのでしょう。
ですが、この考え方は間違っています。
結論から言うと、
「行動することで、それにつられて
やる気が出てくる。
だから、まずは四の五の言わずに
勉強すべし。」
です。
やる気があろうがなかろうが、
時間になったら四の五の言わずに
行動すると、
だんだん気持ちが乗ってきて、
気がついたら、1時間も勉強していた。
なんてことになるのです。
このように、行動するとそれにつられて
やる気が出てくる現象を「作業興奮」と
言うそうですが、
こうした性質が私たち人間にあるので
あれば、それを活かさない手はありま
せん。
とはいえ、
「その最初の一歩が億劫だから、なかなか
勉強が捗らないんじゃないか。」
という方もいらっしゃるでしょう。
確かに(笑)
ですが、そういう方は、1回の勉強時間を
どれくらいに見積もっていますか。
もし、1時間や2時間という長い時間を
見積もっているのだとしたら、
それが、心理的ハードルになっている
可能性が高いです。
であれば、まずは、
「5分だけ勉強する。」
ことから始めてみてください。
まずは、5分だけ勉強する。
そして、5分経ったら強制的にやめる。
やる気が出てもやめてください。
「いやいや、やる気が出たんだったら、
気が済むまで勉強したらいいでしょ。」
いいえ、最初からペースを上げると、
長続きしません。
なので、5分勉強したら2分でも5分でも
いいので強制的に休憩を取ってください。
「まだ全然勉強できるなぁ。」
と思えたらしめたものです。
また、続けて5分だけ勉強をしてください。
この「5分勉強」のインターバルを2~3日
続けられたら、今度は5分を10分にしてみま
しょう。
もちろん、10分勉強したら強制的に休憩を
取ります。
そうやって、徐々に1回の時間を延ばしていき、
自分にとって無理のない時間幅を見出したら、
あとは、その長さで繰り返し勉強するだけ。
そして、やる気が下がったら、また5分に
戻して超短期集中で勉強すると。
検定試験の勉強は長期戦。
一番の敵は、「途中で諦めてやめること」です。
そうならないためにも、
「勉強は、行動が先、やる気が後。」
と覚えておきましょう。