令和4年度から検定試験の出題内容が変わる。

今、日本語教育能力検定試験は
移行期にさしかかっています。

というのも、その背景には文化庁を
中心に日本語教師の質の向上政策が
進められているからです。

詳しい話は割愛しますが、

そうした文脈の中で、日本語教育能力
検定試験も来年から少しずつ変わって
いくんですね。

事実、令和3年度の実施要領にその事が
明記されています。

令和3年度日本語教育能力検定試験実施要項
http://www.jees.or.jp/jltct/pdf/R3jisshiyoko-4.pdf

上記資料の「出題範囲」(p.2)の
3行目に以下のような文言があります。

===================

※ 令和 4 年度の試験より「必須の教育内
容※」に準じた出題範囲へ移行する予定。

===================

で、この「必須の教育内容」は何かというと、
3ページ目に以下のような文言があります。

====================

※ 詳細は文化審議会国語分科会が取りまと
めた「日本語教育人材の養成・研修の在り方
について(報告)改定版」のp43「日本語教
師【養成】における教育内容」を参照。

====================

この「日本語教育人材の養成・研修の在り方
について(報告)改定版」は何かというと、
平成30年に出された以下の報告書です。

「日本語教育人材の養成・研修の在り方
について(報告)改定版」
https://bit.ly/3qeF7Fh

本報告書の趣旨は、「○はじめに」(p.1)を
読んでいただくとして、

重要なのは、p.43の

「日本語教師【養成】における教育内容」

です。(ちゃんと見てくださいね)

これは、養成段階の日本語教師に必要な
知識をリストアップしたものです。

令和4年の検定試験では、この表の中の
特に「必須の教育内容」から出題される
というわけなんですね。

ということは、

来年の検定試験に合格するためには、
この「必須の教育内容」に沿った内容の
教材で勉強しなければならない、

ということです。

「そんなこと言っても、具体的な問題例
が出されていないんだから、そんな教材
あるわけないじゃないか。」

そう思われるかもしれません。

ですが、この「必須の教育内容」を
よくよく見てみると、

多少文言に違いがあるものの、現行の検定
試験の出題範囲とかなり一致していること
がわかります。

「だったら、今までの教材をそのまま
使えばいいじゃないか。」

そう思われるかもしれません。

ですが、そうではないのです。

もう一度、令和3年実施要領の出題範囲
を見てください。

令和3年度日本語教育能力検定試験実施要項
http://www.jees.or.jp/jltct/pdf/R3jisshiyoko-4.pdf

表の右側の「主要項目」欄にある各項目
1つ1つについて、丁寧にきっちり解説
した教材であれば、

「必須の教育内容」にも1対1で対応
するので、来年の試験でも通用するで
しょう。

ですが、

▼そもそも検定試験をよく知らない専門家
が書いた、内容は専門的でも検定試験に
ピントが合っていない教材

や、

▼主要項目は一応押さえているが、内容を
端折りに端折って無理やり1冊にまとめ
たために、多くの情報が抜けている教材

では、令和4年の検定試験には到底太刀打ち
できないのです。

従って、来年の試験で【絶対合格】を勝ち
取るためには、

▼検定試験の出題内容に精通した専門家に
よって書かれた

▼現行試験の主要項目1つ1つに対して
過去の検定試験問題を踏まえた、必要十分
の内容を記述してある

そんな教材を選ばなければならないのです。

通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

は、上の2つの条件をすべて満たしています。

本講座の講義資料タイトルは以下の通りです。

「必須の教育内容」をすべて含んでいることが
お分かりいただけるでしょう。

====================
講義資料タイトル

No.000 オリエンテーション

言語一般

No.001 言語の類型
No.002 言語の系統概説
No.003 世界の諸言語(1)
No.004 世界の諸言語(2)
No.005 一般言語学
No.006 日英対照言語学
No.007 日中・日韓対照言語学
No.008 理論言語学・応用言語学
No.009 日本語の構造
No.010 品詞概論
No.011 日本語の音声
No.012 日本語の子音とその周辺
No.013 日本語のプロソディ
No.014 日本語の音声の諸現象
No.015 形態論概説
No.016 語彙論概説
No.017 助詞各論
No.018 動詞・形容詞各論
No.019 テンス
No.020 アスペクト
No.021 ヴォイス
No.022 モダリティ表現の諸問題(1)
No.023 モダリティ表現の諸問題(2)
No.024 モダリティ表現の諸問題(3)
No.025 その他の重要構文
No.026 複文の諸問題(1)
No.027 複文の諸問題(2)
No.028 談話文法の諸問題(1)
No.029 談話文法の諸問題(2)
No.030 文字・表記の諸問題(1)
No.031 文字・表記の諸問題(2)
No.032 文字・表記の諸問題(3)
No.033 意味体系
No.034 語用論的規範
No.035 日本語史
No.036 コミュニケーション能力

言語と教育

No.037 初級の指導法
No.038 初中級の指導法
No.039 中上級の指導法
No.040 レベル別読解指導法
No.041 レベル別聴解指導法
No.042 レベル別会話指導法
No.043 レベル別作文指導法
No.044 レベル別文型指導法
No.045 レベル別語彙指導法
No.046 レベル別文字・表記指導法
No.047 コースデザイン・カリキュラム編成
No.048 語学教授法の変遷
No.049 さまざまな教授法(1)
No.050 さまざまな教授法(2)
No.051 さまざまな教授法(3)
No.052 教材分析・開発
No.053 教室・言語環境の設定
No.054 評価法概論
No.055 評価の実際
No.056 自己点検・授業分析能力
No.057 誤用分析概論
No.058 表記・音声・語彙の誤用分析
No.059 文法の誤用分析(1)
No.060 文法の誤用分析(2)
No.061 生活者としての外国人に対する指導法
No.062 留学生に対する指導法
No.063 外国人ビジネスピープルに対する指導法
No.064 外国人児童生徒に対する指導法
No.065 技能実習生に対する指導法
No.066 看護師・介護福祉士に対する指導法
No.067 異文化間教育・多文化教育
No.068 異文化受容訓練
No.069 学習者の権利
No.070 データ処理
No.071 メディア/情報技術活用能力(リテラシー)
No.072 学習支援・促進者(ファシリテータ)の養成
No.073 教材開発・選択
No.074 知的所有権問題
No.075 教育工学

言語と心理

No.076 予測・推測能力
No.077 談話理解
No.078 記憶・視点
No.079 心理言語学・認知言語学
No.080 習得過程(第一言語・第二言語)
No.081 中間言語
No.082 二言語併用主義(バイリンガリズム)
No.083 ストラテジー(学習方略)
No.084 学習者タイプ
No.085 社会的技能・技術(スキル)
No.086 異文化受容・適応
No.087 日本語教育・学習の情意的側面
No.088 日本語教育と障害者教育

言語と社会

No.089 社会文化能力
No.090 言語接触・言語管理
No.091 言語政策
No.092 社会言語学・言語社会学
No.093 言語変種
No.094 敬意表現
No.095 待遇表現
No.096 言語・非言語行動
No.097 コミュニケーション学
No.098 言語・文化相対主義
No.099 二言語併用主義(バイリンガリズム(政策))
No.100 多文化・多言語主義
No.101 アイデンティティ(自己確認、帰属意識)

社会・文化・地域

No.102 日本社会の外国人
No.103 日本語教育関係機関
No.104 日本の識字教育
No.105 日本人論
No.106 異文化適応・調整
No.107 人口の移動
No.108 児童生徒の文化間移動
No.109 戦前の日本語教育(19世紀以前)
No.110 戦中の日本語教育(19世紀~1945年)
No.111 戦後の日本語教育(1945年~現在)
No.112 日本語教育と国語教育
No.113 日本語及び日本語教育に関する試験
No.114 日本語教育事情
No.115 日本語教員の資質・能力

No.116 記述問題対策

====================

教材選びは、検定試験合格の第一歩。

「今年こそ、検定試験に合格したい。」
「検定試験で失敗したくない。」

という方は、

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