なぜ令和7年度日本語教員試験が11月2日に実施されるのか。
先日、文部科学省より令和7年度
日本語教員試験の概要が発表され
ました。
試験日は、11月2日(日曜日)
昨年は11月17日(日)でしたので、
2週間も早まったことになります。
日本語教員試験に関すること
https://www.mext.go.jp/a_menu/
翌11月3日(月)は「文化の日」
で祝日ですので、
「試験が終わったらゆっくり
休んでね。」
ということでしょうか(笑)
ただ、この日程変更には意味が
あると考えています。
というのも、文部科学省は近い将来
【日本語教員試験を年2回実施】
する予定だからです。
これは、日本語教員試験の設計段階
から言われていたことです。
どうして年2回実施するのかと
いうと、
一番はおそらく日本語教員の確保
です。
文部科学省としては、
「日本語教員の質と量の確保」
が至上命題。
今後の外国人労働者の増加を
考えれば、国として日本語教育を
充実させなければならない。
そのためには、日本語教師を
増やさなければならない。
とはいえ、試験の合格基準を下げ
れば質の確保が難しい。
たとえ、試験の合否判定を辛く
しても、試験回数を増やせば
受験者は増え、合格者も増える。
なので、試験回数を年2回に
増やす方針を打ち出したのでしょう。
ただ、そこで問題になるのが
会場の確保です。
例えば、日本語教育能力検定試験
の福岡会場は、
コロナ禍の時、年によってコロコロ
と会場が変わりました。
会場の確保が難しかったので
しょう。
日本語教員試験の試行試験と第1回
試験をTKPという貸会議室会社に委託
したのも、
「とにかく会場を確保したい。」
という文部科学省の考えがあった
からだと思われます。
実際、試行試験では全会場、第1回
試験では11会場のうち5会場がTKP
の施設です。
とはいえ、会場費もばかにならない
ので、文部科学省としては、民間に
依頼するよりも
国公立大学を会場にした方が断然
費用が抑えられる。
なんといっても国公立大学は文部
科学省の直属傘下ですから。
しかしながら、大学は大学でいつ
でも貸し出せるわけではありません。
週末は学会や研究会、シンポジウム
があったり、
大学は大学で諸々のイベントごとが
あったりするからです。
では、どうするか。
11月2日(日)のちょうど半年後は
いつでしょう?
はい、5月2日、ゴールデンウイーク
の真っただ中です。
「さすがにゴールデンウイークの
真っ只中の、5月第1日曜日に
予定を入れる大学はないだろう。
受験者は、試験なのだから、ゴール
デンウイーク中に実施しても文句は
言わないだろう。
いやなら11月に受ければいいんだか
ら。」
おそらくそう踏んだのではないかと
思います。
かくして、今年の試験日は11月2日
になったのではないかと思います。
ということは、当初より試験日が
2週間も早まったわけですから、
それはそれで急いで勉強を始めな
ければなりません。
試験直前の2週間は大きいです。
▼善は急げ。
▼思い立ったが吉日。
▼四の五の言わずに即行動。
今から急いで勉強を始めましょう。
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