多文化☆こども あしながおじさんプロジェクト
プロジェクト概要
現在、大分県下の公立小学校、中学校、高等学校、義務教育学校、中等教育学校及び特別支援学校には、日本語指導が必要な外国籍ならびに日本国籍の児童生徒が52名在籍しています(※注)。また、外国人児童生徒の場合、日本の学校への就学義務がありません。そうした児童生徒を含めると、日本語指導が必要な児童生徒はさらに多いと考えられます。
本プロジェクトでは、大分県内の小中高校等ならびに日本語教室に通う日本語指導が必要な児童生徒を対象に、日本語学習用教科書の無償提供を通じて、児童生徒の日本語学習をサポートすることを目的としています。
注)文部科学省:「『日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和 3 年度)』の結果について」より。
どうして、児童生徒への日本語サポートが必要なのか。
- 生活日本語の習得には半年から1年、教科にかかわる日本語の習得には2年から5年以上かかるといわれています。生活日本語が身についたとしても、教科学習に必要な日本語の習得には、さらに多大な労力やサポートが必要だからです。
- 適切な時期に十分な言語サポートがなく、日本語も母語も年齢相応のレベルに達していない場合、思考力や理解力にもマイナスの影響を与えると言われているからです(だからといって、支援学級に振り分けられるといった措置は必ずしも正しくはありません)。その結果、進学や就職など、長期にわたって不利益を被ることがあるからです。
- 地域の経済活動を支える、児童生徒の保護者の方が安心して働けることにつながるからです。
対 象
以下の条件を満たす児童生徒さんに日本語学習用教科書を無償提供いたします。
- 大分県在住の、日本語指導が必要な児童生徒であること。
- 日本語指導者のもと、小中高校等ならびに日本語教室で本年4月以降新規に日本語学習を始める、あるいは学習する予定であること。年度途中からでも受け付けます。
- 児童生徒のご家庭、ならびに日本語指導員と連絡が取れること。
教材ご提供までの流れ
教材のご提供までの流れは以下の通りです。
ステップ1 サイトからのお問い合わせ
本ページ下よりお申込みいただけます。記入漏れがないようご記入ください。
ステップ2 教材のご提供
ご指定の送付先に教材をお送りします。
大分県 こどもの日本語支援 リソース集
こどもの日本語支援に関わる情報検索や指導用教材の選定等にご活用ください。下記画面をクリックすると、別ウィンドウで開きます。
主催者
「多文化☆子ども あしながおじさんプロジェクト」実行委員会
参加団体
・株式会社篠研
・多文化に生きるこどもネットワーク大分
備 考
- ご提供する日本語学習教科書は、児童生徒お1人につき1冊限りといたします。また、日本語指導者の方は対象外となります。
- お子様が複数いる場合は、それぞれお一人ずつお申し込みください。
- 教科書は返却の必要はありません。書き込みも自由になさってください。
- ご提供した教科書を、提供後他の教科書に交換することはできません。
申し込み方法
下記フォームに必要事項をご記入の上、お申し込みください。追ってご連絡させていただきます。極力学校・日本語教室単位でお申し込みください。
なお、個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご参照ください。