キーワード解説「け」
これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。
形式名詞(けいしきめいし)
その語の本来の意味が薄れ、かわりに様々な文法的機能を担うようになった名詞のこと。
また、形式名詞のように本来の意味用法から文法的機能を担うようになることを文法化といいます。以下に、代表的な形式名詞とその用法をあげます。
「ことだ」(忠告)
例 成功したいのなら、人一倍努力することだ。
「ものだ」
例1 子供のころ、よくこの川で遊んだものだ。(回想)
例2 目上の人には、敬語を使うものだ。(当為・当然)
例3 たった1年の練習でよく金メダルが取れたものだ。(驚き)
「わけだ」
例1 以上の理由から、大会が中止になったわけです。(解説)
例2 39℃の熱?それで昨日のパーティ欠席したわけか。(納得)
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