アクセント

accent。「個々の語について、社会的習慣として恣意的に決まっている、相対的な高さ（または強さ）の配置」（猪塚元・猪塚恵美子『日本語の音声入門　解説と演習　全面改訂版』バベル・プレスp.116）。

アクセントには、音の相対的な高低で表す高低アクセントと、強弱で表す強弱アクセントがあります。日本語は前者です。

日本語のアクセントの主なルールとして、以下の３点があります。

（１）１拍目と２拍目の音の高さは、必ず異なる。

例えば「ありがとう」を「_あり^がとう」のように発音することはありません

（２）拍の途中で音の高さが変わることはない。

例えば「ありがとう」を「あ^ありがとう」のように発音することはありません。

（３）単語の範囲では、一旦音が下がると再び上がることはない。

例えば「ありがとう」を「^あ_りがと^う」のように発音することはありません。