キーワード解説「ふ」
これまでの日本語教育能力検定試験に出題されたキーワードを、随時解説していきます。知識の補完・整理にご活用ください。
複文(ふくぶん)★
1つの文の中に2つ以上の主語-述語のペアを含む文のこと。国語教育では重文と複文の区別がなされているが、両者は明確に二分されるものではなく連続的な関係であることなどから、日本語教育では両者を合わせて複文と呼んでいる。
複文のうち、文全体を取りまとめる主述を中心とした部分を主節といい、文の中に埋め込まれた文を従属節といいます。
また、その従属節は、文中で果たす機能により、以下の5種類に分けられます。
(1)連体修飾節:名詞等を修飾する節
例:彼女が作ったケーキは、おいしかった。
(2)補足節:「の」「こと」によって名詞句化された節
例:テーブルの上のケーキを食べたのは、私です。
(3)引用節:発言内容等を示す節
例:彼は、私はケーキを食べてないと言った。
(4)副詞節:主節の述語を修飾し、原因・理由、目的、条件などを表す節
例:おなかが空いていたので、ケーキを食べた。
(5)並列節:主節と同程度の内容を、並列的に述べた節
例:花子がケーキを作り、幸子がそれを食べた。
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