「参照枠」も問題形式でポイントをつかむと分かりやすい。
これからの日本語教員試験は、
「日本語教育の参照枠 報告」
(以下、「参照枠」)
https://00m.in/nMZtU
を中心に出題されるようになるで
しょう。
それは、決して区分「言語と教育」
だけではなく、
「言語」
「言語と心理」
「言語と社会」
「社会・文化・地域」
のすべての区分にわたって出題され
るでしょう。
なぜなら、「参照枠」にある言語能力
記述文(Can do)は、
「言語」
「言語と心理」
「言語と社会」
に関わってくるものだからです。
例えば、「参照枠」の中に能力Can do
というのがあるのですが、
能力Can doとは、
「言語能力、社会言語能力、言語運用能力
についての言語能力記述文」(「参照枠」p.13)
のこと。
このうち、言語能力はまさに文法や語彙
なので「言語」と繋がりますし、
「社会言語能力」は「言語と社会」に
繋がります。
まあ、「参照枠」に関する政府の取組は
「社会・文化・地域」と繋がるんですね。
そう考えれば、
【「参照枠」の熟知なくして合格なし。】
と言っても過言ではないと言えます。
とはいえ、156ページにもわたる報告書を
ただ、のんべんだらりと読んだところで
なかなか頭に入らない。
では、どうしたらいいか。
それは、内容理解を確認する簡単な問題
を解くのが最も効率的です。
例えば、
日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
合格のための 『日本語教育の参照枠』
徹底解説セミナー
5月24日(土)・25日(日)
https://www.kanjifumi.jp/
では、「参照枠」を解説しながら、
以下のような問題を解いていきます。
======================
問 「日本語教育の参照枠」の言語活動別
の熟達度の説明として正しいものを、
次の1〜4の中から一つ選べ。
1 「聞くこと」「読むこと」「話すこと
(やりとり)」「話すこと(発表・報告)」
「書くこと」「オンライン」「仲介」の7項目
からなる。
2 「受容(読む)」「受容(聞く)」「産出
(話す)」「産出(書く)」「やりとり
(口頭)」「やりとり(文書)」の6項目か
らなる。
3 「コミュニケーション言語活動」と「コミュ
ニケーション言語能力」からなる。
4 「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり
取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」
の5項目からなる。
======================
また、こんな問題も扱います。
======================
問 「日本語教育の参照枠」におけるB2の「話
すこと(やり取り)」の言語能力の説明とし
て正しいものを、次の1〜4の中から一つ選
べ。
1 当該言語圏の旅行中に最も起こりやすい大抵
の状況に対処することができる。
2 言葉を殊更探さずに流ちょうに自然に自己表
現ができる。
3 流ちょうに自然に会話をすることができ、熟
達した日本語話者と普通にやり取りができる。
4 自分の興味関心のある分野に関連する限り、
幅広い話題について、明瞭で詳細な説明をす
ることができる。
======================
いかがですか。
これらの問題がパパっと解けるのであれば、
「参照枠」をかなり理解していると言えます。
逆に、
「う〜ん、さっぱりわからない。」
というのであれば、今からしっかり「参照枠」
を勉強した方がいいですね。
「何としても今年の日本語教員試験に合格
したい。
そのためにも、「参照枠」はマスターし
たい。」
というのであれば、下記セミナーをお勧め
いたします。
【オンライン】篠研の「圧巻!
日本語教員試験・日本語教育能力検定試験
出題率70〜84%のテーマだけを扱った
【日本語文法】対策セミナー」
(5月3日・4日開催)
https://www.kanjifumi.jp/