周到な準備だけが未来を拓く−文科省の第1回審査結果から。

冒頭でもお伝えしましたが、
文部科学省の第一回の日本語学校
の認定結果が出ましたね。

日本語学校、7割が「落第」 初の審査で目立
つ準備不足:日本経済新聞
https://00m.in/zDKHR

72校申請のうち、認定を受けたのは
22校。

(そんな中、我が教え子が主任を
 務める新設校が認可。素晴らしい。)

ここだけ見ると、「厳しい」と思うかも
しれませんが、

記事をよく読むとこのような文言があり
ます。

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審査に当たった中央教育審議会日本語教
育部会の浜田麻里部会長は「教育課程の
内容が不十分と判断されたものが多かっ
た」と説明。

債務超過だったり、校地・校舎が自己所
有でなかったりと明らかに認定基準を満
たさないものもあったという。

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債務超過だったり、自社ビルを持って
いなかったりすれば、さすがに審査は
通らないでしょう。

これでは、従来の設置基準にも引っか
かってしまいます。

記事には、「準備不足」とありますが、

準備不足なのであれば、準備が整って
から申請すればいいのであって、

準備が整っていないのに申請したと
すれば、

それは、申請した教育機関に準備不足
という認識がなかった、

言い換えれば、

「多少不備があっても、何とかなるん
 じゃね。」

という甘えがあったからではないかと
思います。

今後は、そういう甘えは通用しないと
いうことなんですね。

これは、日本語教師にも当てはまり
ます。

「今まで日本語教師を何年もやって
 きたんだから、別に試験勉強しなく
 ても、

 日本語教員試験に合格できんじゃね。」

そんな甘い考えを持っていたら、
不合格の裁きを受けるのは必至。

しっかり準備をする必要があります。

また、

「今さら試験勉強なんてやりたくない。
 これを機に、日本語教師から足を
 洗おうか。」

というのも考え物です。

なぜなら、そういうことを言う人に
限って、経過措置ぎりぎりになって、

「仕事を失いたくないから、やっぱり
 試験を受けよう。」

となって、

とはいえ、準備が間に合わず不合格
になる可能性が極めて高いからです。

いずれにしても準備不足なんですね。

準備、準備、準備。

日本語教師の仕事を失いたくない
のであれば、

今からしっかり準備をしましょう。

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