文章読解力の肝は、【驚き、感動、共感、納得】

国家試験・検定試験のセミナーを
していると、受講生の方から

「文章題が苦手です。

 何を言っているのか、
 何を問われているのか、

 さっぱりわからない。」

というご感想をいただくことが
非常に多いです。

「日本語で書いているのに、
 言っている意味が分からない。」

これはかなりのストレスですよね。

実際、日本人の読解力は総じて低下
しているといわれています。

日本人の「読解力」が劇的に落ちている
確たる証拠
https://00m.in/PpYvp

大体こういう論調の場合、若者の読解力
がやり玉に挙げられることが多いですが、

それは、若者は中高年に比べて社会的
弱者で、

批判しても反論が返ってきにくいから
であって、

批判の的にされにくい、表面化しにくい、
中高年の読解力の低下は、

それだけに非常に深刻であると、
私は考えています。

話を元に戻しましょう。

いずれにしても、

▼本気で試験に合格したい。
▼試験勉強は今年でケリをつけたい。

というのであれば、文章題の制覇は
必須です。

なぜなら、試験問題の大半が文章題
だからです。

とはいえ、ただたくさん読めば読解力
がつくかというと、

そんな単純な話ではありません。

読解力が身につかない一番の理由は、

【読みながら、正しい自問自答が
 できてない。】

からです。

別の言い方をすると、

【文章との対話ができていない。】

のです。

正しい自問自答、文章との対話とは
どういうことかというと、

文章を読みながら、

「なるほど、これって、例えば
 これこれこういうことだよな。」

のように、抽象的な内容が出てきた
時に、具体的な事例に落とし込むこと
で、より鮮明に理解したり、

「なるほど。確かにそうだよな。」

のように、文章の内容に共感、納得
したり、

「え?そんなこともあるのか。
 それは知らなかった。

 ということは、別のこういう場合も
 同じことが成り立つんじゃないか。」

のように、文章の内容に驚きつつ、
それを別の事例にあてはめ、仮説検証
したりする。

そうやって、文章の内容と自身の思考
を、

【驚き、感動、共感、納得】

といった感情を伴って行き来する。

こういう作業なのです。

文章題が苦手な人は、これができません。

逆に、これができる人は、文章を読む
のが楽しくて楽しくて仕方がない。

なぜなら、

【驚き、感動、共感、納得】

という感情で脳内が満たされるからです。

だから、ストレスなど感じないのです。

とはいえ、これを教師経験の浅い人が
自力でやろうとしても、どうしても
限界がある。

現場を知らないからです。

なので、経験の浅い人は、同じ文章を
読んでも、

「まあ、そんなもんなんかなぁ。」

で終わってしまう。

感情が1mmも動かないんですね。

(そもそも、そんな学習体験しかない人が
 現場で何を教えるんですかね。)

そういう人は、文章題を読んで、
まさか

【驚き、感動、共感、納得】

があるなど、想像もできない。

一方、この理屈がわかる人は、
文章題に楽しく取り組むことができる。

この両者、1年後、どれだけ差がついて
しまうかは、推して知るべしです。

では、文章題の読解に苦痛を感じる人は
どうしたらいいか。

それはもう、この理屈を理解した、
その道の熟達者、水先案内人
から教えを乞うしかありません。

逆にいうと、その道の熟達者から学ば
なければ、半永久的に

【驚き、感動、共感、納得】

を伴った、文章題の学びの体験を得る
ことはできないのです。

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             (8月3日・4日開催)
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では、そのような体験をしていただきたい
と考えています。

さあ、私もこれから準備します(^_^)


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