国家資格を取ればいいというものではない。
昨日は、
「篠研の日本語教師授業力アップ
年間プログラム」
の無料説明会を行いました。
参加者の方の中にベトナム在住の
日本人の方がいらっしゃいました。
最初、ご本人は
「5年後に帰国するかもしれないから、
それに備えて、なんとか日本語教員
試験に合格して国家資格を取りたい。」
ということでした。
ところが、いろいろお話を伺ってみると、
▼1年後の目標は、日本語教師で
生計が立てられるようになること。
そして、
▼これまで文化庁認定の420時間
養成講座には通ったことがない。
▼法務省告示校で1年以上の勤務
経験がない。
ということがわかりました。
となると、もしそのような状況で国家
資格を得ようとすれば、
経過措置の対象者ではありませんので、
通常の試験ルートで資格取得を目指さ
なければなりません。
つまり、まずはベトナム在住のまま
試験勉強をし、
基礎試験・応用試験を受験して合格
する。
ですが、この後が問題です。
自分で実践研修機関を探して、そこで
一定期間実習を受ける必要があります。
その方は、日本に自宅がないという
ことでしたので、
その間、ホテル住まいをしながら受講
するということになるでしょう。
これは結構な出費です。
なおかつ、よしんばそれで資格を得た
として、
晴れて日本語学校に勤務できたとしても
非常勤だけで生計を立てるのはかなり
厳しいです。(専任でもどうかな)
国家資格化されたからといって、日本語
教師の待遇改善策は、
今のところ、政府からも日本語学校から
も出されていません。
そもそも5年後、日本語教育界がどの
ようになっているか、全くわかりません。
昨年までのコロナ禍のように、外国人の
入国制限が起こる可能性も十分あり得る
わけです。
現に、今日本は世界中から外国人観光客
が殺到しています。
ということは、世界中のウイルスも国内
に入ってきているということです。
そこで、私は以下のようにアドバイス
させていただきました。
「日本語教師で生計を立てたいという
のであれば、
国家資格取得にこだわる必要はない。
それよりも、ベトナム在住の今から
オンライン日本語教師を目指しては
どうか。
今から始め、20人〜30人の学習者を
獲得できれば、十分生計は成り立つ。
ただし、将来的には日本語教師も
競争が激しくなり、より高い専門性
が問われてくると思われるので、
国家試験ではなく日本語教育能力検定
試験合格を目指してはどうか。
そうすれば、オンラインプラット
フォームのプロフィールに「有資格者」
と書くことができる。
オンラインレッスンで学習者から
信用を得るのであれば、これで十分。」
そうです。
必ずしも国家資格取得にこだわる必要は
ないのです。
大事なことは、資格を取るかどうかでは
なく、
【自分の望む未来は何か。】
ここをしっかり押さえること。
その上で、その目標達成のために何が
必要なのか、しっかり見定めること。
そこが定まれば、あとは猪突猛進。
四の五の言わずに即行動
なのです。
本メルマガをお読みの方の中にも
この方のような方も少なくないでしょう。
オンライン日本語教師は、非常に有効な
選択肢です。
とにかく即行動。
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