日本語教員試験のサンプル問題分析(音声編)。
日本語教員試験のサンプル問題が
文部科学省のホームページで公開
されています。
令和6年度日本語教員試験の出題内容
及びサンプル問題
https://00m.in/oYNcC
今回はそのうち、応用試験(音声)
の問題を分析してみたいと思います。
まず、問題1。
問題文には、以下のように書かれて
います。
==================
これから聞く日本語学習者の日本語
には、発音、語彙、文法、談話など
のさまざまな誤りが含まれています。
それぞれの発話の誤りがどのように
なっているか、あるいは、その誤り
が何の誤りかについて、最も適当な
ものを、問題用紙の選択肢A、B、C、
Dの中から一つ選んでください。
==================
これまでの日本語教育能力検定試験
では、
音声上の誤用の問題は、問題1〜3
で、
語彙、文法等の誤用は問題6でと、
別々に出題されてきました。
その分、問題の内容がはっきり
していたので、
私たちとしても音声なら音声、
語彙・文法なら語彙・文法と、
問題に集中できたわけです。
ところが、日本語教員試験では、
どの誤用が出るかわからない。
ただ、学習者の誤用は、4つの
選択肢のどれかなわけですから、
その4点に集中して音声を聞けば
解けるということになります。
対策としては、これまでの日本語
教育能力能力検定試験の過去問の、
試験II問題1〜3、そして6を
しっかりやれば基本的には大丈夫
でしょう。
ただ、1つ注意したいのがアクセント
の表記。
日本語教員試験問題1の例には
いかのような選択肢が記載されて
います。
================
A /オ\カ/センターニシエキ
B /オ\カセンターニ/シエキ
C オ/カ セ ン\ターニ/シ エ\キ
D オ/カセンターニシ\エ キ
================
これまでの日本語教育能力検定試験
のアクセント表記に見慣れてきた私
たちとしては、
ちょっと慣れるのに練習が必要かも
しれません。
それにしても、どうしてこんな
直感的に分かりにくい表記にした
んでしょうか。
続く問題2、問題3は、日本語教育
能力検定試験でもお馴染みの問題形
式。
問題2は談話分析、問題3は学習者
向け聴解教材の問題。
こちらは、従来の日本語教育能力
検定試験の過去問研究で十分対策
できます。
あとは、あなた様が勉強するか、
しないか。
▼善は急げ。
▼思い立ったが吉日。
▼四の五の言わずに即行動。
試験本番まで、刻一刻と近づいて
います。
エンジンを2段階上げましょう。
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