凡事徹底−優れた授業は、何をするかよりどこまで徹底するか。
篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!漢字圏でも
非漢字圏でも楽しく効率的に
速く身につく初級漢字指導の基本」
にご参加いただいたT.A様より
ご感想を頂戴いたしましたので
ご紹介いたします。
T.A様、セミナーご参加並びにご感想を
ありがとうございました。
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篠崎先生
2週間に渡る漢字セミナーありがとう
ございました。
セミナー翌日の先生のメルマガを
拝見して驚いたのは
2日目のセミナーがあった週末は私が
受講した漢字セミナー以外にも
セミナー2件とコンサル1件があった
とのことでした。
篠崎先生の精力的な働き方には、
ただただ頭が下がる思いです。
そんなぎっしりなスケジュールのなか、
本当にありがとうございました。
今回の漢字セミナーに参加した理由は
篠崎先生と自分の授業は何が違うん
だろうというのが知りたかったからです。
また、日々、漢字指導を頑張っている
のですが、様々な引き出しを持ちたくて
参加しました。
セミナーでの漢字指導は、至って
当たり前のことをなさっているの
ですが、
篠崎先生の授業は、その当たり前の
ことを計算されてサラッとなさる
ところが違います。
そして、その一つ一つには先生が
学習者にどうなって欲しいかを考え、
学習者に学習の成功感を持たせること
で漢字学習にのめり込めるように
自然に導くところが私とは大きく
違うところだと感じました。
そのなかで印象的だったのは、
1)漢字学習であっても常にインタ
ラクティブ
2)練習量の違い
3)さまざまな学習方法を使って
学習を飽きさせない工夫
があるところでした。
まだまだ自分に出来ることは多く
ある!
それをしなくては!と思えるセミ
ナーでした。
また、模擬練習やミニ実習授業が
あり、
ほかの受講者の方々の授業を拝見し、
ご意見を頂くことは大変勉強になり
ました。
もし、漢字セミナーへの参加を
迷われている方がいらっしゃいましたら
是非受講されることをおすすめしたい
です。
篠崎先生、参加者の皆さま、どうも
ありがとうございました。
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> セミナーでの漢字指導は、至って
> 当たり前のことをなさっているの
> ですが、
>
> 篠崎先生の授業は、その当たり前の
> ことを計算されてサラッとなさる
> ところが違います。
ありがとうございます。
実は、ここにこそ私がセミナーをする
目的、
セミナーを通じて皆様にお伝えしたい
メッセージがあります。
それは、
【優れた授業は、何をするかより
どこまで徹底するか。】
ということ。
例えば、先日の漢字指導セミナー
においても、
漢字指導のノウハウをお伝えする
だけであれば、
巷に流布している専門書や
インターネット情報を見たほうが
早いでしょう。
それを見て、
「あぁ、大体こんなもんか。」
と、指導方法が理解できるかも
しれません。
ですが、それをそのまま授業に
持ち込んでも、
なかなかうまくいくものではあり
ません。
で、結局
「なんだ。うまくいかないじゃ
ないか。」
といって、せっかく得た指導方法を
みすみす捨ててしまう。
ですが、うまくいかなかった本当の
理由はその指導方法そのものではなく、
その指導方法をどこまで徹底して
やり切ったか、
どのレベルまで教師が徹底した熱量を
もって取り組んだか、
という点にあったりします。
ですが、この取り組むべき徹底の
レベル、
熱量のレベルを言語化することは
非常に難しい。
「徹底して、熱量をもって取り組んで
くださいね。」
と書いても、言語化した時点で
陳腐なものになってしまいますし、
読み手の理解も、結局のところ、
読み手自身の想像の範囲にとどまって
しまうからです。
だからこそ、
「百聞は一見に如かず。」
実際にセミナーを通じて、私の授業に
対する姿勢や熱量を感じていただいて、
「なるほど。このレベルでやる必要が
あるのか。」
と理解していただく。
これが、私がセミナーを実施する
大きな理由なのです。
古人の言葉に、
【凡事徹底】
というのがあります。
優れた授業というのは、アクロバティック
な授業、目が覚めるマジックのような授業
などではありません。
一見ごく普通の授業のようでありながら、
1つ1つの授業工程を丁寧に、丁寧に
練り上げられた、
それでいて、肩ひじ張らない、無理な力
がどこにもない、サラッとした授業。
これが、優れた授業なのです。
もちろん私自身、まだまだ道の途中
ですが、
そうした方向性を受講者の方々に
ご提供でき、
それを感じ取っていただければ
望外の喜びです。
来月実施する
篠崎大司セミナー
「第4版出版記念!ミニ実習授業あり!
ごみの分別から日本の歴史まで!
来日直後の外国人のための日本事情指導の基本」
(6月23日・30日開催)
https://www.kanjifumi.jp/nihonjijoshido_seminar/
も、そうした取り組みの1つ。
外国人生活者に対するごみの分別
指導などは、昔からのテーマ。
ですが、それを徹底して行っている
教育機関がどれだけあるでしょうか。
ぜひご参加ください。