コース設計の流れを掴む。

国家試験、検定試験の出題範囲である

「必須の教育内容50」

の中に、

(21)日本語教育プ口グラムの理解と実践
(23)コースデザイン

があります。

特に、(21)は今回初めて出された項目です。

教育プログラムやコースデザインが試験で
取り上げられる背景の1つとして、

【学習者の多様化】

があげられます。

以前からも学習者の多様化は言われて
来ましたが、

2010年以降、度重なる入管法の改正とも
あいまって

さまざまなタイプの学習者が国内で増え、

それに合わせて日本語教育の現場に
おいても、

【個のニーズにカスタマイズされた
 コースプラン】

が求められるようになったんですね。

そこで、日本語教師にも適切な
コースデザイン、教育プログラムの
設計スキルが求められるようになった
わけですが、

ハイ、ここで問題。

コースデザインに必要な作業として、

1.目標言語調査
2.ニーズ・レディネス分析
3.シラバスデザイン
4.到達目標の設定

がありますが、

これらの作業の流れの順に1〜4を
並べると、どうなるでしょうか。

ヒントは、

まず、学習者のニーズやレディネスが
分からないと、到達目標は設定でき
ないですよね。

そして、学習者の現在地とゴールが
分からなければ、そのプロセスである、
シラバスデザインは作れませんよね。

考えてみてください。

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

   ↓

正解は、2→1→4→3 です。

では、なぜそうなるのでしょうか。

この流れをしっかり理解し、実践しないと
学習者の期待に沿ったコース設計は難しく
なります。

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