知識はいわば砂漠の中のオアシス。
先日の
篠研の竹田悦子ワークショップ
「日本語教育の参照枠」の理解とそれに
基づいたルーブリック作成の技術」
にご参加いただいたO.G様より、超速の
ご感想を頂戴いたしましたのでご紹介
いたします。
O.G様、セミナーご参加並びにご感想を
ありがとうございました。
===================
お世話になっております。
1月21日、28日の竹田先生のワークショップ
に参加させていただいたO.Gです。
28日は、竹田先生、篠崎先生にゆっくり
お礼もできずに終わってしまいましたので、
こちらでお礼をさせていただきたく、メールを
致しました。
貴重な経験をさせていただきありがとうござい
ました。
日本語教育参照枠やCEFRについて、自分なりに
資料を読んだりしながら、勉強していましたが、
はっきりと道が見えずに困っているときに、
今回のワークショップのことを知り、参加させ
ていただきました。
自分の能力、知識不足で、竹田先生にはご迷惑
をおかけしたのではと思いますが、
篠崎先生の素晴らしいフォローと、他の参加者
の方の考え方やご発言にも刺激を受け、
本当に意義のある時間だったと思います。
うまく言えませんが、砂漠の真ん中で紙の地図
だけ持って途方に暮れていたのが、
小さなオアシスを見つけて、そこで、自分の位置
情報のあるタブレットの地図を頂いたような感じ
です。
まだまだ、自分で歩いて、砂漠の外に出て行か
なければなりませんが、
今回教えていただいたことをおも出しながら、
頑張っていきたいと思います。
竹田先生、篠崎先生に改めて、お礼を申し上げま
す。
本当にありがとうございました。
======================
> うまく言えませんが、砂漠の真ん中で紙の地図
> だけ持って途方に暮れていたのが、
>
> 小さなオアシスを見つけて、そこで、自分の位置
> 情報のあるタブレットの地図を頂いたような感じ
> です。
素晴らしい喩えですね。
そのように言っていただけると、主催した
私としても感無量です(^_^)
O.G様の感覚を推察するに、
「今まで見えなかったものが見えてきた。」
「進むべき方向に光が差した。」
そのような感覚なのではないかと思います。
来年度から日本語学校で始まる
「日本語教育の参照枠」
対応。
「どうしていいのかわからない。」
いや、そもそもご自身が今、暗闇の中に
いることすら認識していない関係者も
多いと聞きます。
そんな中、「参照枠」をしっかり理解し、
ルーブリックに落とし込むことによって、
これから何をしていけばいいのかが
明白になったことは、
今後のカリキュラム改変や文科省への
申請作業にも、
かなり的確かつスピード感をもって
対応できるのではないでしょうか。
なにより、今まで抱いていた
【漠とした不安】
から解放されたというだけでも、
どれだけ精神衛生上改善されたか
知りません。
だからこそ、
> 今回教えていただいたことをおも出しながら、
> 頑張っていきたいと思います。
と、次の行動へと意識を向けることが
できるわけですよね。
「知識は、勇気を補完する。」
と言いますが、まさにその通り。
逆に言えば、
「知識を得なければ、永久的に
漠とした不安に苛まれ続ける。」
と言えるでしょう。
「日本語教育の参照枠」対応は、
今後ますます現実味を帯びてくると
思われます。
いや、もっと言うと、
「今まで使ってきた『みん日』、
これからも使えるのだろうか。」
そう思われている方も多いかも
知れませんね。
来月実施する
篠研の篠崎大司セミナー
「ミニ実習授業あり!初級文型指導実践編
−『みんなの日本語 初級II』を中心に−」
(2024年2月18日・25日開催)
https://www.kanjifumi.jp/syokyubunkei_jissen_seminar/
は、もちろんデビュー前後の日本語教師
の方を対象としていますが、
「参照枠」の考え方も組み入れた指導法
をご提案できればと考えています。
『みん日』を失うのは、さすがにダメージが
大きいですから。