まだあった!国家資格日本語教員試験を侮ってはいけない理由(その2)
前回のメルマガで、
【苦手分野をなくすこと。】
の重要性についてお話しいたしました。
根拠は採点方法。
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<試験1(基礎試験)>
必須の教育内容で定められた5区分
において、各区分で約7割程度の得点
があり、
かつ総合得点で約8割程度の得点がある
こと
<試験2(応用試験)>
総合得点で約6割の得点があること
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このように言うと、多くの方が
まさに、
「どうやったら苦手分野を克服する
ことができるのだろうか。」
と思われるかもしれませんが、
今はそこがポイントではありません。
これから試験勉強を始められる方に
とっては、
苦手分野がどこかなど、まだ全然絞れ
きれていないはずです。
勉強し始めの頃は、
【全出題範囲が苦手分野】
これが現実です。
初めて学ぶわけですから、当たり前
です。
これが、勉強を進めていくうちに
徐々に理解できる項目が増え、
だんだんと苦手分野が絞られていく。
そして、試験日の数か月前に、
絞られた苦手分野を集中的かつ
徹底的に叩き潰す。
そうすると、試験直前に合格圏内に
一気に転がり込める、となるわけです。
逆に言えば、苦手分野がある程度
絞り込めれば、
もう合格圏は近いと言っていいわけ
ですね。
ところが、問題は、この
【苦手分野を絞り込むところまで
いかに知識を磨き上げるか。】
という点。
ここに至るまでが結構長いのです。
そして、多くの人は、短兵急に
試験勉強をし、
(「3か月で楽々合格!」のような
甘言にうっかり乗る方、要注意。
私は今までそのような方を死ぬほど
見てきました。)
完全な準備不足、苦手分野を絞り
きれないまま、本試験に臨み、
見事に撃沈。
高い受験料に、場合によっては
宿泊交通費まで払って、
「単に試験実施側の養分で終わって
しまった。」
となるのです。
では、苦手分野を絞り切れるレベル
にまで登り詰めるには、どうしたら
いいのか。
残念ながら近道はありません。
1つ1つ知識を積み上げていくしか
ありません。
よほどの天才ではない限り、
どうしても一定の時間はかかるのです。
だからこそ、本試験に間に合わせる
ためには、
合格に必要な学習時間
【1000時間】
を目安に、早め早めに着手すると
いうことが、
まずもって必要条件なんですね。
だからこそ、口酸っぱく、
まるで念仏でも唱えるように
▼善は急げ。
▼思い立ったが吉日。
▼四の五の言わずに即行動。
と、繰り返しお伝えしているのです。
試験まで、あと【261日】。
あとは、あなた様がやるか、
やらないかだけ。
自分の中にある、
「なかなか勉強しようとしない
中二の娘、息子。」
を、しっかり手なずけてくださいね。