登録日本語教員取得、どのルートが得策か。(その2)

前回に引き続き、

登録日本語教員の資格取得ルート
https://onl.bz/D6pREiW

をもとに、

「国家資格、どのルートが得策か。」

と題したお話。

今回はスライド2。

登録日本語教員の資格取得に係る経過措置(案)

です。

結論から言うと、現段階では、

【日本語教育能力検定試験に合格して、
 法務省告示校に就職、
 経過措置内に1年以上勤務して、
 講習IIを受ける。】

つまり、E-2のルートを目指すのが最も得策
かつ現実的なのではないかと思います。

もちろん、人によって状況が異なります
ので、一概には言えませんが、

検定試験未合格、日本語学校での経験ゼロ
の方であれば、このルートが最も得策
でしょう。

ここでのポイントは、

「いかに新試験を回避するか。」

です。

新しく実施される日本語教員試験は
現段階では未知数が高いです。

確かに、試行試験で試験の概要はある
程度見えてきました。

出題範囲も「必須の50項目」からの
出題なので、現行の検定試験と大きな
差はありません。

ただし、どういった出題形式なのか
は、現段階では全く分かりません。

来月試行試験が行われ、その結果報告書
を通じて、本年度末に一部公開されると
いうことですので、

その時まで待たなければなりません。

そこから対策を打つとなれば、それだけ
でかなりの時間的なロスになります。

そして、何より気がかりなのはその実施
団体。

今回の試行試験は株式会社ティーケーピー
が実施します。

全国規模で貸会議室を提供する会社です。

本試験もこの会社が実施するとなれば
正直大丈夫かなと思ってしまいます。

運営体制も未知数なんですね。

以上のことから考えると、少なくとも
来年については、

出題傾向も試験実施体制もはっきりして
いる日本語教育能力検定試験合格を目指す
のが、得策なのではないかと思います。 


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