検定試験に出るか?!実は静かな議論-ローマ字表記
ローマ字表記というと、
▼日本式
▼ヘボン式
▼訓令式
がありますね。
日本式といえば田中館愛橘、
ヘボン式といえばヘボン。
この辺りが検定試験出題内容。
実は、このローマ字表記、今、
文化庁で静かな議論の的になって
います。
例えば、今年9月にこのようなニュースも。
◆新宿は「Shinjuku」か
「Sinzyuku」か…文化庁が
ローマ字表記を実態調査
https://qr.paps.jp/5lBDp
さらに、毎年文化庁で実施される
国語に関する世論調査では
令和2年以降、毎年ローマ字表記
について触れられています。
国語に関する世論調査は、検定試験
の問題にも時々取り上げられるだけ
でなく、
試験IIIの記述問題でも取り上げら
れることがありますので、要チェック
です。
最新は、令和4年ですが、今年の試験
で出題されるとすれば令和3年の結果が
最も可能性が高いです。
実際に、令和3年の報告書を見てみ
ましょう。
令和3年度「国語に関する世論調査」の
結果について 報告書
https://qr.paps.jp/HRY3R
特に重要なのが問9。
地名を訓令式、ヘボン式、どちらの
ローマ字表記をするか。
主な結果は以下の通り。
カッコ内の左側が訓令式、右側がヘボン式
です。
(1)明石(Akasi 23.3%/Akashi 75.4%)
(2)宇治(Uzi 17.5%/Uji 81.1%)
(3)愛知(Aiti 10.8%/Aichi 88.0%)
(4)厚木(Asugi 37.6%/Atsugi 61.0%)
どれも、ヘボン式が圧倒的ですね。
今後この結果が、政策にどう活かされるか
わかりませんが、
この結果自体は、押さえておいた方がいい
でしょう。
検定試験に出るかもです(^_^)