成果に固執するより学習習慣の定着を。

日本語教育能力検定試験の勉強を
している人であれば誰しも

【合格】

という成果を求めるわけですが、

あまりに成果に固執してしまう
と、思わぬ落とし穴にはまって
しまうことがあります。

それは、

「短期に、大逆転」

を狙ってしまうという落とし穴
です。

残念ながら、日本語教育能力検定
試験は、非常に範囲が広く、

また、合格率も28％台となかなか
厳しい試験。

簡単に合格することはできません。

短期を志向すれば、必ずどこかに
無理が生じ、

多くの場合、途中で挫折します。

私はそのような方を、山ほど見て
きました。

残念ながら、日本語教育能力検定に
大逆転はありません。

コツコツ、コツコツ地道な勉強を
重ねた者だけが合格切符を得る
ことができる。

そういう試験です。

であれば、

本当に日本語教育能力検定に合格
したいのであれば、まずは、

【学習習慣の定着】

にフォーカスすべきでしょう。

例えば、専門用語を１日３つ
覚えることを習慣化すれば、

１年経てば1,000語以上もの専門用語
を身につけることになります。

1,000語身につければ相当な実力
です。

ですが、短期を目指して１日
30語覚えたとしても、

３日で挫折すれば、90語で終わり
です。

もちろん時間はかかります。

ですが、だからこそ合格すること
に大きな価値があるのです。

将来教えるであろう学習者は、
１年、２年日本語学習をすると
覚悟した学習者です。

日本語学校であれば、最長２年、

時間にして1520時間、ひたすら
日本語学習に没頭します。

そういう彼らを支えるのに、

「ほんの数か月で楽々合格。」

といった浅はかな思考では、
到底学習者の信頼、信用を得る
ことはできません。

インスタントに得られる成果は
所詮インスタント。

簡単に得られる成果は、誰でも
簡単に得られる価値の低いものです。

しっかり頑張ってくださいね(^_^)