試験I問題Iを得点源にせよ!

日本語教育能力検定試験試験I問題Iは、
主に日本語学から出題される5択の
一問一答形式の問題です。

検定試験の一番最初に出題される
問題で、いわば肩慣らしの問題。

毎年15問ほど出題されますが、

日本語学の基本的な内容が出題
されるので、

ここは満点を取っておきたいところ
です。

皆さんは、この問題で
どれくらい得点できますか。

例えば、令和3年では、「ような」
が出題されました。

著作権の関係で問題をそのまま出題
することができませんので、

問題をアレンジして紹介しますね。

【「ような」の用法】

1.ひまわりのような花が好きだ。
2.天ぷらのような和食が人気だ。
3.チーズのような豆腐が好きだ。
4.散歩のような軽い運動がいい。
5.別府のような温泉地が好きだ。

さて、仲間外れはどれでしょう?

シンキングターーイム!

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正解は、3番。

1,2,4,5は例示の用法で、
3だけ比喩の用法だからです。

試しに、各例文の頭に「例えば」
と「まるで」のどちらが入るか
考えてみてください。

選択肢1であれば、

1.(例えば)ひまわりのような花が好きだ。

が適切ですね。

2,4,5も同じです。

ところが、3番は「例えば」を入れると
おかしな文になります。

3.*(例えば)チーズのような豆腐が好きだ。
            (*は非文を表す。)

かわりに「まるで」を入れてみると
しっくりきますね。

3.(まるで)チーズのような豆腐が好きだ。

日本語教育能力検定試験は、1問あたり54秒
で解くように設計されています。

ただし、後々回答に時間がかかる文章問題
が控えていますので、

試験I問題Iは、15秒~30秒で答えたいところ。

なかなかの分析力、瞬発力が要求されます。

この難敵を打ち崩すためには、やはり
数多くの問題にあたり、

1問1問、丁寧に吟味するしかありません。

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