外国人ビジネスパーソンに対する日本語教育に備えよ。
このところ、政府は外国人就労者の獲得に
躍起のようです。
とりわけこの1週間で注目すべきニュース
として、
◆外国人材受け入れの新制度創設 年収2000万円
以上で在留資格:毎日新聞
https://bit.ly/3lLakiZ
◆優秀な海外人材を日本へ 世界ランク100位以内
の大卒者に優遇措置:朝日新聞
https://bit.ly/3lL7Wst
前者は、「特別高度人材制度」の創設。
後者は、「特定活動(未来創造人材)」。
これまで外国人就労者といえば、技能実習や
特定技能など、
どちらかというと、ブルーカラーな就労者が
話題に上っていましたが、
今回は、明らかにホワイトカラーな就労者に
フォーカスされています。
今後は、こうした外国人が増えると思われます。
日本の国益を考えれば、いかに生産性の高い
外国人を取り込んでいくかということが、
非常に重要になってくるんですね。
従って、私たち日本語教師もいわゆる外国人
ビジネスパーソンに対する日本語教育の知識
やスキルを身につけるということが、
時流にも乗っているし、ビジネス的にも
有効な手段といえるのです。
そういう文脈の中で開催したのが、先日の
小山暁子オンラインセミナー
【フリーランサーへの道】
働き方の選択肢を増やそう!
-ビジネスパーソンへの日本語レッスンを中心にー
ご参加いただいた皆様から、早速ご感想を
頂戴しております。
ご参加いただいた皆様、ありがとうござい
ました。
まずは、O.I様からのご感想。
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篠研企画の小山暁子セミナーは、 ずっと
参加したいと思っていたのですが、今回
やっと参加できました。
小山先生には、サタラボ等でお会いしたことは
あるのですが、長時間のセミナーは初めてでした。
フリーランス日本語教師のパイオニアである小山
先生の具体的な体験談は、それだけで聞く価値の
あるものだと感じます。
「ケーススタディ・レディネス&ニーズ」及び
「教案作成」のワークでは、
具体的かつ的確なアドバイスをいただくことが
でき、とても良かったです。
他の参加者の方の意識やレベルも高く、実りあ
るワークだったと思います。
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続いて、O.C様からのご感想。
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「気付いたことや深く学んだこと」
*レディネス&ニーズチェックの大切さと具体
的な進め方
すぐには上手くインタビューできないとは思い
ますが(実際に講習でインタビュアーの役をし
た時に「あなたはどんな性格ですか?」などと
聞いてしまいましたが・・・)、
方向性がわかったことが大きな収穫でした。
*こちらの都合(得意なもの)やテキスト内の
順番ではなく、生徒さんのニーズに合った授業
を作っていくことの大切さ
*テキストを分析しておくことの大切さ
*サービス業としての細やかな心遣いの必要性
「特に印象に残ったこと」
小山先生の座右の銘
今、受けようかどうかと迷っていた仕事があっ
たのですが、受けようと思いました!
「今後活用できると思ったこと」
たくさんありますが、
*動詞の入れ方の順番
ない形→ます形→辞書形と進めて、表に学習者
さんに記入してもらうやり方を真似したいと思
いました。
*紹介してくださったWeb機能やアプリ
*雑談を雑にしないこと
*トライアルレッスンの進め方
上記だけでなく、参考にさせていただきたいこ
とが満載で、とても勉強になりました。
トライアルレッスンから始めたことはないので
すが、今後挑戦してみたいと思いました。
また、質問にも詳しく答えていただきありがと
うございました。
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最後に、A.M様からのご感想。
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1月にダイジェスト版の小山先生紹介セミナー
を受けていましたので、当日まで心待ちにして
いました。
セミナー全体を通して感じたのは、各クライア
ントの要望に合わせて、ご自身の頭で考えて毎
回カスタマイズしておられるので、
「すべてが具体的で実用的で、細部までイメー
ジできる情報」
だったということです。
日々の実践での失敗や修正を重ねて、積み上げ
られた内容なので、大変参考になりました。
特に、
「座右の銘」
「レディネス調査の重要性」
「日本語学習の先にあるものを”傾聴”」
「アイスブレイク(=雑談)ですべきこと」
「レッスン記録の重要性」
「教材の決め方」
などなど、書ききれませんが、すぐに参考にな
るコツをたくさん伝授してくださいました。
また、途中で行ったグループワークも、作業に
連続性があり
同じメンバーでじっくり取り組むことができま
した。
(少し、作業内容を間違えてしまって時間不足
になったのですが、そこは皆さん日本語教師
仲間ということで、臨機応変に修正できました)
小山先生は日本語教師歴39年ということですが、
日々の情報収集や自己研鑽を怠らず、
基本的なことを忠実に続けられる方だからこそ、
だと改めて思いました。
内容の詰まったセミナーでしたので、ことばを
追うだけで、まだ理解まで至っていない項目も
たくさんあります。
まずは「教材研究」と「授業記録の継続」から、
実践します。
ありがとうございました。
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皆さん、たくさんのことを学ばれていますね。
ここでは、あえて具体的な学び云々は控え
させていただきます。
大事なことは、私がどう考えるかではなく、
皆さんが、上記ご感想をお読みになり、
どう感じ、何を考え、これからの行動にどう
落とし込んでいくか。
行動に移したものだけが、未来を拓くことが
できるのです。