吉凶は人によりて日によらず。
昨日の臼杵日帰り旅行で、たまたま
浄土真宗本願寺流仁王山善正寺という
お寺の前を通りかかったところ、
「吉凶は人によりて日によらず。」
という掲示がありました。
こちらが、その写真
https://bit.ly/3NPFX53
これを見た瞬間、
「我が意を得たり。」
と、思わず手を打ちました。
まさしく持ってその通りです。
ところで、私の大嫌いな言葉に
「一粒万倍日」
があります。
一粒万倍日とは、
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「種籾(たねもみ)一粒から一本のイネが
でき、このイネから万倍もの数のお米が
穫れること」。
すなわち
「わずかなものが飛躍的に増えること」。
この日に始めたことは、やがて大きな成果
を上げると考えられることから、一粒万倍
日は「何かを始めるのに最適な日」とされ
る。
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私の実家は農家で、コメも野菜も作って
いたので、骨身に染みてよくわかりますが、
一粒の種籾から万倍ものお米が獲れるのは
それを植えた日のタイミングによるのでは
ありません。
植えてから収穫まで、気の遠くなるような
世話をしたから、それだけのリターン
(=収穫)があるのです。
植えた後、ほったらかしで豊作などあり
ません。
もちろん、田植えの時期というものは
ありますが、
それは、昔から言う「八十八の手間」
のほんの1つにすぎないのです。
大事なのは、実るまでしっかり水を
与え続けられるか否か。
実際、
検定試験に合格するのも大変ですし、
日本語教師を続けるのも大変ですし、
日本語教育ビジネスをするのも
手間暇がかかります。
だから、
検定試験受験者の7割は、合格できず
に諦め、
日本語教師の多くがコロナをきっかけ
に離職し、
日本語教育ビジネスを始めた方の
9割は3年持たない。
わけです。
逆に、下手でもなんでも日々創意工夫
して続けていれば、
ライバルは勝手に落ちていってくれる
ので、
結果的に自分が残り、
今の日本語教師不足の中、優位に
仕事を進めることができるわけです。
私自身、日本語教育ビジネスを始めた
ころ、
当時、愛読していたビジネス系メルマガ
にこんな事が書かれていて、
衝撃を受けたことがありました。
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ビジネスで成功したいのであれば、
まずは、本のような2次情報では
ダメで、
セミナーに参加して著者から直接
話を聞いたり、
国内でも国外でも、実際に現場に
行って、
自分の目で真実を確かめることが
絶対的に必要。
だが、多くの人はそれをしない。
お金がない。
時間がない。
スケジュールが合わない。
天気が悪い(笑)
いろいろ「できない理由」を並べ
て結局動こうとしないのだ。
だが、私の知り合いに小さい子供
が4人いて、
自らも会社を経営していながら、
限られた時間とお金の中で
毎週のようにセミナーに参加して
いた方がいた。
もちろん、ご家庭も会社も両立
していた。
その方は、数年後、会社を成長させ、
今やその分野のリーディングカンパ
ニーとして活躍している。
要は、その人の心持と行動次第
なのである。
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それ以来、私はとにかくセミナーに
参加し、
各分野のトップランナーの方の話
を聞いて、
今のビジネスを作っていきました。
おかげさまで、今は機嫌よく楽しく
日本語教育ビジネスをさせていただいて
います。
結局は、人であって、日ではないのです。
「一粒万倍日」などといった言葉に
振り回せられながら、自分の人生を
天や運に任すより、
自分の思考と行動で切り拓いて
いった方が、人生何倍、いや万倍も
楽しいですよ(^_^)