自治体等で「やさしい日本語」活用が活発化。
このところ、「やさしい日本語」の活用
普及のためのイベントが活発に行われて
います。
ちょっとググっただけでも、こんなに!
◆「やさしい日本語」講座の参加者を募集します!
:福岡県
https://bit.ly/3gFbfyL
◆「やさしい日本語」身につけて 太宰府市が職員
研修会:福岡NEWS WEB
https://bit.ly/3spOt0x
◆「やさしい日本語でやってみよう!外国人への
窓口対応」研修会(柏崎市会場):柏崎市
https://bit.ly/3D2bH1G
◆「やさしい日本語」のイベントを開催しました
:多摩六都科学館
https://bit.ly/3D0zijn
◆伊勢原市社協主催「やさしい日本語」を学ぼう
:タウンニュース
https://bit.ly/3CW5dRO
◆「やさしい日本語」で外国人と意思疎通を
新居浜でセミナー(愛媛):愛媛新聞
https://bit.ly/3NgqU49
◆【順天堂大】医療×やさしい日本語シンポを11
月12日に開催:株式会社官庁通信社
https://bit.ly/3W0ns1t
◆FC東京と共にやさしい日本語を応援していき
ます!:東京都
https://bit.ly/3DsoT1n
◆外国人がやさしい日本語で地震などへの対応
学ぶ 東京 中野区:NHK NEWS WEB
https://bit.ly/3D0A2Fb
◆「運転見合わせ」って通じる?「やさしい日本
語」車内放送始めました:withnews
https://bit.ly/3FknjQe
まだまだあります。
このように、ここに来て「やさしい日本語」
活用が活発化した背景の1つには、
外国人の入国制限が撤廃され、観光や医療
分野だけでなく、
いわゆる生活者としての外国人も増えていく
と考えられるからです。
国は、以前、自治体に対し多言語対応を
推進したことがありますが、
(もちろん今もそうですが)
自治体の現場サイドからすれば、通訳の
手配や翻訳の費用などを考えると、
「やさしい日本語」で進める方が現実的
なのでしょう。
ただ、「やさしい日本語」の生みの親で
ある、一橋大学の庵功雄先生によると、
少し前にセミナーの打ち合わせの際に
伺った際には、
「『やさしい日本語』を進めるためには、
まず国が基本的な日本語教育を在住
外国人に無償提供する必要があります。
もちろん、指導する日本語教師の方
には、有償でお仕事をしていただく
必要がある。
ただ、そこがまだうまくいっていない。」
とおっしゃっていました。
これについては、私も同感です。
それから、「やさしい日本語」の活用が
活発化しているもう1つの理由は、
外国人だけでなく、障がい者や児童生徒
に対しても有効であると考えられるよう
になってきているからです。
確かに、例えば駅のアナウンスで、
「運転を見合わせています。」
と言われても、小さい子供だとわかり
にくいかもしれません。
たとえ日本語であっても、理解が困難で
あれば、やはり行動が制限されるケース
も増えてきます。
そうしたことがないよう、「言葉の段差」
をできるだけなくし、
SDGsの普及も相まって、誰にとっても
住みやすい社会を目指しているのだと
思います。
そう考えれば、「やさしい日本語」が
これからの社会構築の大きなキーワード
になりえますね。
と同時に、私たち日本語教師にとっても
「やさしい日本語」は、
必須科目の1つと言えるのではないで
しょうか。
そこで、「やさしい日本語」生みの親で
ある一橋大学の庵功雄先生から直接
お話を伺えるセミナーを企画しました。
篠研企画 庵功雄オンラインセミナー
「やさしい日本語」の理論と実践
-日本社会との関係性について考える-
(12月10日開催)
https://www.kanjifumi.jp/yasasii_nihongo_seminar/
超多忙な庵先生のスケジュールの間隙を
縫って、ようやく実現できたセミナーです。
非常に貴重な機会ですので、ぜひご参加
ください。