勉強しても身につかないのは、楽しんでいないから。
「自分なりに勉強しているつもりなのに、
なかなか身につかない。」
「せっかく覚えても、覚えたそばから
忘れてしまう。」
という方はいませんか。
勉強しても勉強しても、新しい専門用語が
これでもかこれでもかと出てきて圧倒され
てしまう。
その気持ち、痛いほどよくわかります。
私も初めて検定試験を受ける時はそう
でした。
そのころの私にとっての試験勉強は、
「しないで済むならしたくはないが、
合格しないといけないからやるしかない。」
そんなかなりネガティブなスタンスでした。
それでも、参考書を3度、4度読みこんで
いくと、次第に参考書の内容に自分の頭が
ついていけるようになり、
「分かる」感が増えてきて、だんだん楽しく
なってきました。
楽しくなってくると、試験勉強そのものに
積極的に取り組むようになり、
分からないところは、自然と自分で調べる
ようになる。
調べるようになると、より一層深い理解に
つながり、成績がグングン上がる。
成績がグングン上がると、ますます楽しく
なる。
この好循環が板についたころには、完全に
合格を確信していましたね。
孔子先生も
「これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」
とおっしゃっていますが、まさにその通り
なのです。
そして、今、私は検定試験対策のセミナー
をやっていますが、
若かった頃より、はるかに楽しんでやって
います。
なぜなら、若かった頃よりはるかに検定試験
の内容について広く深い知識を得ていると
ともに、
25年の教師経験や、日本語教育以外の諸々の
経験を織り交ぜながら、発想豊かに検定試験
の問題を【自分事として】とらえることが
できるから。
検定試験の問題を見るたびに、
「確かにこんな学習者いたなぁ。」とか、
「そうそう、このころ自治体は多言語情報
提供なんて言ってたけど、思いのほか
お金がかかることがわかって、慌てて
やさしい日本語に切り替えたんだよなぁ。」
とか、いろいろなことが走馬灯のように
蘇ってくるんですね。
つくづく検定試験の勉強はとっても楽しい(^_^)
ただ、少し後悔しているのは、
私が若かった頃に、こうした「楽しむ者」に
出会えていたら、
もっと早く検定試験の勉強を楽しくでき、成績も
より早く伸ばすことができただろうということ。
あの頃は、検定試験が始まってまだ10年ぐらい
しか経っておらず、
とてもその境地にいる師は身近にいませんで
した。
自力でこの楽しさの境地まで到達するには、
どうしても試行錯誤と紆余曲折、つまり余計な
時間と労力がかかります。
今思えば、ちょっともったいなかった。
だからこそ、皆さんにはそういう遠回りな
ことはしていただきたくない。
最初から検定試験の楽しさを味わいながら
勉強して、
そして、より早く結果を出していただきたい。
そういう思いで、私篠崎は検定対策セミナー
でお話させていただいています。
「自分なりに勉強しているつもりなのに、
なかなか身につかない。」
「せっかく覚えても、覚えたそばから
忘れてしまう。」
というのであれば、もの覚えうんぬん以前に
そもそも試験勉強を楽しんでいないのではない
でしょうか。
勉強の楽しさを知らない教師は、
学習者にもその楽しさを教えることは
できません。
勉強の楽しさを知り、将来よりいい教師になる
ためにも、ぜひ下記セミナーにご参加ください。
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篠研の
「圧巻!令和3年度日本語教育能力検定試験
徹底解説オンラインセミナー」
(5月21日-22日開催)