講義なんか聞いているから合格できないんです。
日本語教育能力検定試験試験になかなか
合格できない方のお話を聞いてみると、
「420時間コースで先生の講義をたくさん
聞いたのに、合格できない。」
という方がいらっしゃいます。
せっかくウン十万も受講料を払い、
420時間も授業を聞いたにもかかわらず、
合格できない。
これは、なかなかつらいですよね。
ですが、結論から言うと、講義を聞くような
勉強では、合格はおぼつきません。
大事なことなので、もう一度言います。
【講義を聞くような勉強では、検定試験は
合格できません。】
なぜか。
皆さんは、「ラーニングピラミッド」
というのをご存知でしょうか。
これは、学習方法と学習定着率の関係を
ピラミッドの図で表したもので、下の
サイトが参考になるでしょう。
平均学習定着率が向上する「ラーニング
ピラミッド」とは？
この説によると、学習定着率は、
（１）講義 ５％
読書 10％
視聴覚 20％
デモンストレーション 30％
グループ討論 50％
自ら体験する 75％
他の人に教える 90％
講義を聞くというような受身の学習では、
ほとんど定着しないことが分かります。
たとえて言えば、ザルで水をすくうよう
なもの。
試しに、講義を受けた翌日に講義の内容を
言葉に出して言ってみてください。
ほんの一部しか思い出せないはずです。
つまり、頭に残っていないんですね。
にもかかわらず、受験生の多くが、
「講師の講義」を求める。
なぜかというと、一言で言えば【楽だから】
です。
講師の話を聞いていればいいので、
脳への認知的負荷も極めて低い。
でも、認知的負荷が低いということは、
有体に言えば、頭を使っていない、
思考していないということですので、
知識の定着率も低くなってしまうん
ですね。
これでは、合格はおぼつきません。
では、どうしたらいいのか。
先の（１）を再度ご覧いただくとお分か
りのように、
「講義」から順次下に下がるに従って
より能動的な活動になっています。
つまり、受け身の学習ではなく、自ら
積極的に頭や体を使うような学習に
していけば、学習定着率は上がり、
結果、より効率的かつより短期間に
検定試験に合格する確率が上がって
いくのです。
このピラミッドによれば、最も学習定着率
が高いのは、「他の人に教える」。
これは、本当に効果的な学習法で、
私自身、大学受験の勉強でよくやっていた
のが、
「エア授業をする。」
でした。
つまり、参考書などを読んだ直後に、
その内容について、目の前に誰かがいると
思って、その人にエア授業をするのです。
そうやってアウトプットすることで、
自分が理解しているところと理解が不十分な
ところがはっきりわかると同時に、
分からないところは、再び参考書を読んで
改めてその部分だけエア授業をすることで、
知識の定着率が格段に上がるんですね。
つまり、インプットとアウトプットを
ワンセットで行うということです。
これが最も時間効率の高い学習方法です。
ただし、これは結構脳への認知的負荷が
かかります。
一言で言うと、「しんどい」(笑)
そこで、お勧めするのが、
「参考書の内容を自分なりにノートに
まとめる。」
という学習法です。
特に目新しくもない学習方法ですが、
実はこうした「枯れた技術」こそが、
最も効率的だったりするのです。
そして、実際に参考書を読んで、それを
ノートにまとめるという学習をしてみると、
講師の講義をただ受身的に聞いていることが
いかに時間の無駄かが身に染みて分かります。
知識が頭に残らないのを実感するからです。
繰り返しますが、
講師の講義を聞いていては、合格なんて
できません。
ただ、勉強したつもりになるだけです。
（単なる自己満足。）
篠研の通信講座で私のフル講義動画を提供
していないのは、そういう理由があるから
なのです。
ただでさえ忙しい中、皆さんに無駄な
時間を過ごしていただきたくないのです。
「講師の講義を受ければ、検定試験に合格
できるはず。」
そんな呪縛から早く解放されてください。
「なんとしても今年検定試験に合格したい。
そのために能動的な学習環境を手に入れたい。」
という方は、下記セミナーで篠研の通信講座に
ついて詳しくご説明いたしますので、
是非ご参加ください。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
《新出題範囲を知らずに受験するつもりですか！》
令和４年出題範囲が変わる！合格必勝法徹底
解説！合格者登壇！講座割引あり！
日本語教育能力検定試験スタートアップセミナー
https://www.kanjifumi.jp/startup_seminar/