日本語教師向けセミナーを企画してみる(その1)
私はこれまで、日本語教師向けに
いろいろな教え方セミナーを実施
してきました。
冒頭でご紹介したJLPT対策授業
セミナーもそう。
動画化したものは下記サイトにある
とおり、現状6本ですが、
篠研の「日本語の教え方セミナー動画」
シリーズ
4~5年前までにしたセミナーの中には
動画化しなかったものもありますし、
まだまだ教え方セミナーのアイデアは
別府坊主地獄の如く、止めどなく湧いて
います。
ちなみに、坊主地獄はこちら。
(別府、いいとこですよ(^_^))
九州旅行22 別府・鬼石坊主地獄
こうした経験の中で、皆さんに
ご提案したいのは、
「皆さんも、日本語教師向けのセミ
ナーを企画してみてはいかがですか。」
ということ。
特に、日本語の教え方に関するセミ
ナーはお勧めです。
なぜなら、多くの日本語教師は、指導法
のレパートリーに悩んでいるからです。
大きな理由は2つ。
1つは、養成講座の実習で多種多様な
授業が経験できるわけではないこと。
おそらく多くの実習は、初級の文型導入
の授業と、
中級の技能別授業のうちの1つ(例:中級
会話の授業)ぐらいではないでしょうか。
実際、それ以上の実習をするというのは、
指導者側も受講生側もかなりの負担になる
はずです。
ですが、実際に現場に立ってみると、
初級文型といっても300文型ほどあるし、
コミュニカティブ活動も、ロールプレイ
やインタビュー、アンケート、ゲーム、
シナリオプレイ、自由会話などなど。
さらに、中級になると、4技能別指導法から
語彙指導、文法指導、音声指導などなど。
もちろん、上級もありますし(^_^)
加えて、対留学生、対ビジネスパーソン、
対生活者、対外国人児童生徒などなど。
と、実に多種多様かつ(新米教師にとっては)
未経験な授業が山ほどあるわけです。
当然、「教え方を教えてほしい。」と
なりますよね。
もう1つの理由は、指導法を丁寧に教え
られる教師が身近にいないことが多い
ということ。
例えば、日本語学校の場合、教師の大半
は非常勤ですから、
自身の授業が終わったら、通常さっさと
帰ります。
また、専任教師は授業やら学生指導やらで、
いつ見ても昼ごはんもろくに食べられない
ほどの忙しさ。
とても声をかけられるような雰囲気では
ありません(あくまでも私が勤めていた
日本語学校では)。
なので、先輩教師が目の前にいても
なかなか教えてもらえる機会がない。
「もっと教え方を教えてほしいのに、
誰に聞いたらいいのよォー!!」
つまり、確実にニーズがあるのです。
であれば、ご自身の今までの指導経験を
振り返り、
なんとかセミナー化できないネタはない
か考えてみてはいかがでしょうか。
まずは、3時間ぐらいのセミナーを企画
してみるといいと思います。
かりに3時間のセミナーで受講料が
5,000円、定員10名だとすると、
売上は50,000円。
オンラインセミナーなら、場所代も
移動費もないので、ほぼ利益です。
こんなセミナーを月に3回実施したら、
それだけで15万円(ほぼ利益)。
それで受講生の方にも満足していただ
ければ、みんなハッピーです。
次回、もう少し詳しくお話しますね。