一歩踏み出すからこそ、足りないものが見えてくる。
私がまだ個人事業を始める前の
今からちょうど10年前。
私はただの地方大学の一日本語
教師でした。
(今もそうですが。)
当時、大学で働かせていただいて
いることには、とても感謝しては
いたのですが、
「このままで、俺の人生、終わっ
ていいのか。」
そんな思いが沸々と沸いてきまし
た。
日々、与えられた授業をこなし、
与えられたルーティーンの業務を
こなし、
そして、1年、また1年過ぎていく。
そして、その延長線上に定年がある。
当時、私はすでに本学で10年ほど
勤めていましたが、
10年もいると、学内のだいたいの
ことがわかり、
だいたいの業務がルーティン化
します。
よく言えば巡航速度、悪く言えば
マンネリ化。
そんなある日、
「ここで終わるのは違う。
俺にはもっとできる事がある
はずだ。
いや、もっとやりたいことが
あるはずだ。」
そう思い、
若い時の夢だった
「ビジネスを起こす」
ことにチャレンジしようと思い立ち、
いろいろ考えたあげく、
「日本語教育能力検定試験対策」
で事業を立ち上げることにしました。
そして、検定試験について改めて
1から調べ直すと、
知っているようで知らないことが
山ほど出てきました。
「専門家なのに、何も知らなかった。」
私は愕然としました。
そこで、私は、改めてそれぞれの
分野の専門書を1から読み直し、
ひたすら検定試験解説の講義資料を
作成していきました。
まったくのゼロから作り始め、
検定試験過去10年分の内容をすべて
講義資料に盛り込むまでに、
気がついたら7年もかかっていま
した。
しかし、講義資料が完成したから
といって、すぐにビジネスになる
わけではありません。
日本語教育とは別に、ビジネスに
ついても勉強する必要が出てきま
した。
例えば、
▼周知、集客、クロージング、
サービス提供までのビジネス
モデルの構築
▼マーケティングの方法
▼法人化に関する知識
▼帳簿の付け方
▼確定申告の方法
などなど。
一歩動くたびに自分の足りない部分が
露わになり、
その度に、本を読んだり、セミナーに
参加したり、専門家のアドバイスを
受けたりして、
1つ1つ勉強していきました。
そうして、無数の学びと、無数の一歩
を積み上げた末に、
今の篠研、そして今の自分があるので
す。
おかげさまで、今は日々、
「驚き、感動、納得、共感」
に満ちた生活を送らせていただいて
いますし、
このコロナ禍の中、篠研第3期決算も
なんとか黒字で着地しそうです。
2年間も留学生の入国ができないと
いう、
日本語教育界にとっては壊滅的な状況
にあって、
昨年に続き、今期も黒字着地というの
は、我ながら奇跡と言えるでしょう。
もし、10年前、
「このまま惰性で定年まで行けば
いいや。」
と思って何もしなかったら、間違いなく
今の自分はありません。
一歩踏み出すからこそ、足りないものが
見えるわけで、
足りないものがあるから、それを克服し
ようとして勉強する。
そうすると、また足りないものが見えて
きて、さらに勉強。
ひとたびそのサイクルが回り始めると、
あとは勝手に成長速度が加速していき、
気がついたら、とんでもない高みに
立っている自分に気づくのです。
人生とは、そのようなものです。
日本語教師になりたいのに、なかなか
「勇気ある一歩」が踏み出せない方。
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