間違い探しで位置詞の練習。
位置詞といえば、「上・下・右・左・横」
などのことですよね。
初級の最初のほうで学習する文法項目です。
テキストでは、よく「います・あります」
と抱き合わせで扱われますね。
例えば、「いすの下にネコがいます。」。
ところで、皆さんはこの位置詞を
授業でどのように指導なさいますか。
よくあるのが、部屋のイラストを見せ
ながら、
A:花瓶はどこにありますか。
B:タンスの上にあります。
という会話練習をさせるというもの。
Aを教師、Bを学習者がやるのでもいいし、
慣れてきたら、学習者同士でさせてもいい。
これはこれでいいと思うのですが、
活動としては、ちょっとおとなしいかな。
できれば、もっと生き生きとした活動に
したい。
そこで、今回ご紹介するのが、
「間違いさがし」ゲームです。
例えば、こんな絵を見せながら、
教師:右の絵と左の絵と、どこが違い
ますか。
そうすると、学習者はきっと
学習者:先生、おばあさん!
そこで、教師はとぼけて、正解の箇所と
微妙に違うところを指さしながら、
教 師:ここですかぁ?
学習者:違う!上! 先生、上!
教 師:じゃあ、ここ?
学習者:違う!もっと右!
教 師:ここ?
学習者:その横!
教 師:ああ、ここ?
学習者:そうそう!
こんな感じで、どんどん学習者に位置詞を
言わせていくと。
これは、以前セミナーで北海道大学の
山田智久先生から教えていただいた
ものです。
これ、学習者、絶対乗ってきますよね^^
絵は、「間違いさがし」というキーワードで
検索すればいくらでも出てきます。
ぜひ、授業でやってみてください。